-40kg痩せた!プロが教える、タイプ別「ダイエット成功」の秘訣
痩せたい!けれどダイエットはなかなか続かないし、痩せてもまたリバウンドしてしまう。それに、年々痩せにくくなってきた……など、ダイエット女子の悩みは尽きません。
実は、筆者もかつてはマックス84kgまで大きくなったことがあります。そこに至るまでにダイエットとリバウンドを繰り返しながら……。しかし、今では約40kgの減量に成功し、20年以上のダイエット指導の実績があります。
そこで今回は筆者の経験をもとに、タイプ別のダイエット継続法をご紹介します。
■1:一週間以内に挫折しがちな短期集中タイプ
「2週間でkg痩せる!」など比較的短期で大きな効果を得たいと思うタイプの人は、極端で偏った食事になりがち。しかも「肉はカロリーが高いから」とカロリー重視で肝心のエネルギー代謝に必要なビタミンB群などの不足に陥ったり、タンパク質の不足からセロトニンの分泌が減少し、イライラしたりで目標の2週間どころか1週間も続かず挫折してしまいます。そして1度ハメを外して食べてしまうと「もう無理!」と諦めてしまう人も多いのがこのタイプです。
このタイプの人はまず、セロトニンの原料となるトリプトファン(必須アミノ酸の一種)を摂ることが大切です。そのために、鶏の胸肉やささみといった脂身の少ない肉類もきちんと取り入れるようにしましょう。そして、3日坊主になっても自己嫌悪するのではなく“3日間頑張れた自分”を認めて褒めてあげて下さい。
自己嫌悪に陥ると再チャレンジする気持ちまで失せてしまいますが、何もしなかった4日前の自分よりも3日間できた自分を認めてあげることで、また翌日から再スタートし徐々に継続日数を伸ばすことができるようになります。
■2:1か月前後で挫折しがちなホルモンバランスタイプ
生理が始まって3〜5日目からスタートするダイエットは続きやすいと言われています。この時期はホルモンバランスもダイエットに適した状態になるので、理想的なダイエットスタート期です。しかし、次の生理の前になると落ちない体重、強まる食欲に挫折してしまう人も少なくありません。
そこで、このタイプの人はまず、自律神経を整えることを意識するようにしましょう。週末の朝寝坊は1時間以内に収める、ジョギングやウォーキングなどのリズム運動を取り入れ、自律神経を整えていきます。そして、生理前などに無性に甘いものが食べたくなったりしたときには、安い袋菓子をむさぼるのではなく、例えば高級チョコレートを一粒ずつゆっくり味わいながら食べるなど、心の満足度を上げていきましょう。
■3:3か月耐えたけど……達成間近で挫折しがちなリバウンドタイプ
「あとkgで目標達成なのに、そこに壁が!」と停滞期を乗り越えられず、いつも同じような体重で挫折して、リバウンドしてしまう人がこのタイプです。
筆者のもとにも「私は〇〇kgが壁なんです」という女性が多く訪れてきました。しかし、その“壁”は誰が作ったのでしょうか? それは他ならぬ自分自身です。過去の経験から「このラインからは落ちない」と思い込んでいるので、そこまで痩せると「どうせこれ以上やっても……」と無意識のうちに諦めてしまっているだけのことなのです。
このタイプの人はまず、現状がどうあろうと理想のボディの人の写真をいつも目につくところに貼るなどして、イメージを常に頭の中に持っておくことが大切です。そしてレコーディングをして時には見直し、自分が改善できていることに自信を持つこと。
比較的、長期間続けることができるタイプでもあるので、食べる時は食べることに集中して、よく噛む習慣をつけるのもオススメです。
いかがでしょうか? 今回は筆者のダイエット指導法の一部を特別に公開させて頂きました。さまざまなダイエット法のひとつとして参考にしてみて下さいね。
【筆者略歴】
※ SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。
【画像】
※ Yuri Shevtsov / shutterstock