CBS MarketWatchによると、米セントルイス地区連銀のウィリアム・プール総裁は14日、ニューヨーク市内で講演し、長期金利の指標である米長期債利回りが、これまで8回のFRB(米連邦準備制度理事会)による利上げにもかかわらず、4%前後の低水準で推移している理由について、FRBの金利政策や米経済が市場の予測通りに推移しており、それらに対する市場の見通しでも、ほぼ現状維持で変化が見られないことを反映したもの、と述べ、グリーンスパンFRB議長が長期債利回りの低下原因特定が困難なことから「なぞ」としていることに反論した。

  プール総裁は、ここ1年間に発表された経済指標や、それに対するFRBの反応がおおよそ市場の予測通りであり、FF(フェデラル・ファンド)金利の誘導目標の8回連続の引き上げも市場の予測範囲内だったとして、大きな変化のない状態が1年近く続く中、長期金利が上昇に転ずる期待を市場が得られず、長期債利回りは日々の情報を受けて上下するものの、再びもとの水準で引けている、と述べた。同総裁はまた、現在の米経済について、「現段階での経済見通しは非常に順調である」と述べている。【了】