ケンカしない夫婦ほど要注意…!? 「価値観の不一致」を防ぐ方法とは
離婚する夫婦の原因の多くに、“価値観の不一致”という理由があります。一度は愛し合って結婚した夫婦なのに、そのような理由で別れるなんて本当に残念ですよね。
では、“価値観の不一致”を起こしやすい夫婦には、どのような特徴があるのでしょうか。また、そのような悲劇を避けるためには、日頃からどう心がければよいのでしょう。
今回はセラピーを通じて多くの女性を幸せに導き、夫婦円満のアドバイスに定評がある筆者が、夫婦の“価値観の不一致”を防ぐココロの在り方を、わかりやすくご紹介します。
■アナタは大丈夫!? “価値観の不一致”を起こしやすい夫婦の特徴3つ
何か問題が起こってから、「お互いの価値観の違いに驚いた!」という夫婦は意外と多いものです。では、どんな夫婦にそのような危機が訪れやすいのでしょうか。
(1)夫婦で自分たちのことを話す機会が少ない
他人の話はしていても、肝心な自分たちの話し合いはあまりしない……そんな夫婦は注意が必要かもしれません。日頃、夫婦がお互いの価値観を伝えることを避けていると、いざという時に「そんなことを思っていたなんて!」とショックを受けてしまうでしょう。
(2)いつもどちらかが“合わせ過ぎている”
妻が「こうしたい」ということに対し、いつも夫が黙って合わせていたり、夫の一方的な考えに、妻が我慢をしながら従っていると、やはりお互いの本音が解りません。でもいつか、「本当はこうしたかった」と不満が爆発する恐れがあります。
(3)“仮面夫婦”の常識をうのみにしている
両親が仮面夫婦の家庭で育った人は、“夫婦は本音を言わないもの”という思い込みをしている可能性があります。でもそれでは、不満を解消するため不倫に走るなど、悲劇が起きてしまうかもしれません。
夫婦が最終的に“価値観の不一致”で決裂しないためには、日頃から本音で話し合い、価値観を歩み寄らせておくことが大切なのです。でも「夫婦で本音を話すなんて難しそう……」と思ってしまう人もいますね。一体どんなことに心がければ、夫婦が本音で向き合えるようになるのでしょうか?
■“価値観の不一致”を防ぐ!夫婦が本音で話せて、価値観が歩み寄る3つの方法
(1)大きなケンカを避けるため、小さな“言い合い”を恐れない
夫婦がいつも本音で話していると、たまに考え方の違いから言い合いになることも。しかし、夫婦がお互いに誤解をしたままで、結果的に大きなケンカに至ってしまうよりずっといいのではないでしょうか。小さな言い合いは、ケンカではなく“円満夫婦のための調整”と捉え、恐れ過ぎないようにしたいものです。
(2)価値観の違いを“正しい”“間違っている”で判断しない
育った環境が違う以上、“夫婦であっても、全く同じ価値観ではない”とあらかじめ認識しておくことが必要です。それを「どっちが正しいの!?」と感情的になってしまっては、ますます本音で話し合えなくなってしまいます。
正否を問うのではなく、それぞれの価値観をどう歩み寄らせるかを冷静に考えるようにしましょう。
(3)“二人の価値観の中間”を見出すよう心掛ける
夫婦に一番必要なのは、“歩み寄りの精神”。いかに互いの価値観の中間を見出すかが歩み寄りへの道です。例えば、「前回はわたしに合わせてくれたから、今回はあなたに合わせるね」とお互いに譲歩し合えば、少しずつ価値観を融合させていくことができるでしょう。
それぞれの価値観を押し付け合うことや、逆に全く言わないでいることは、どちらも“価値観の不一致”という破局を招く可能性があります。お互いに愛をもって歩み寄り、二人だけの新たな価値観を育むことこそ、“円満夫婦への道”と言えるのではないでしょうか。
【筆者略歴】
※ 珠艶 ・・・ 女のしあわせ研究家・ヒーラー・美容整体師。女性の幸せをトータルケアするヒーリングサロン『レボルシオン』のカリスマセラピスト。仙台・東京にて活動。著書『ラブ・セラピー』他。
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