すっぴんの美しさは食べる物で決まる!「美肌をつくる」食品3つ
季節の変わり目で、肌の調子も不安定になりがちな時期です。美容液や化粧品で肌の外からケアすることも大切ですが、すっぴんでもキレイな肌をしているあの人は、体の内側からも対策をしているのかも。
そこで今回は管理栄養士の筆者が、“美肌”に貢献してくれる食材を3つご紹介したいと思います。
■1:さんま
秋の食材といえばさんまですよね! 塩焼きにするだけでごはんが進む、庶民の味方でもあります。
そんなさんまには、DHAと呼ばれる多価不飽和脂肪酸が含まれています。DHAは血中の中性脂肪を減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあります。
また、血管の壁を作っている細胞の膜を柔らかくするので、血流が良くなる、いわゆる血液サラサラ成分です。
血の巡りが良くなると、冷えを防ぎ、肌の成長に必要な栄養素がきちんとすみずみにまで届くようになり、キレイな肌の細胞の再生を援助してくれます。
■2:納豆
納豆の原料は大豆。大豆は“畑の肉”と呼ばれるように、たんぱく質が豊富な食材です。
たんぱく質は肌の材料となるので、不足させてはいけない成分。しかも大豆だと肉に比べて脂肪が少ないので健康的。
また、大豆には女性らしさをサポートするイソフラボンが入っており、これが肌の弾力を保つコラーゲンや潤いを与えるヒアルロン酸の産生を助けてくれます。
加えて納豆は発酵食品で、納豆菌が腸の中の善玉菌の活動を助けます。“肌は内臓の鏡”。体の内側からキレイを作ってくれます。
■3:かぼちゃ
夏に収穫されて秋から冬に甘みが増していくかぼちゃは、抗酸化成分の宝庫。ビタミンA、C、E(エースと呼ばれる)はいずれも抗酸化力を持ち、同時に摂ると効力が倍増させるという役者が揃っています。
活性酸素はストレスや電磁波、食品添加物や残留農薬などさまざまな要因で発生し、健康な肌づくりを妨げる成分です。日々抗酸化成分をとることで賢く除去していきましょう。
いかがでしたか? 筆者は日頃さまざまな年代の女性にお会いする機会がありますが、年齢より若く見える方はほぼ例外なく食べるものを工夫されていらっしゃいます。
何を食べれば良いのかの知識を身につけることと、そのための食べものを選ぶことは美肌のための確実な投資になりますよ。
【筆者略歴】
※ 圓尾和紀 ・・・ 管理栄養士。総合病院勤務を経て予防医療を志し、独立。和食素晴らしさを伝える活動と、“不自然な食べもの”にあふれた環境で、定期的に身体をリセットする目的からファスティングを取り入れた生活の提案を行う。カラダヨロコブログ。
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※ Nina Buday / Shutterstock