「10代後半に上京。原宿のテント村で働いているとき、外国人に勧められて大麻を1カ月ほど使用した。20歳のころ、六本木のディスコのスタッフに勧められ、覚せい剤を10回ほど吸った」

8月31日の初公判で、自身の“シャブ漬け”人生をこう告白した高知東生被告(51)。 高知の傍らには、横浜のラブホテルで一緒に捕まった愛人の五十川敦子被告(34)が並んで出廷していた。だが情状証人としての出廷を噂されていた高知の元妻、高島礼子(52)の姿は、法廷のどこにもなかった――。

法廷では、両親も兄弟もいない高知の“親代わり”という人たちから「寛大な判決」を求める上申書が次々と読み上げられた。それを聞く高知の目には、たしかに涙が……。

「別れた女房にもどれだけ迷惑をかけたことか……。心から申し訳なく思っています」

高知は、隣に立つ五十川被告と一度も目を合わせることなく、更生を誓って裁判所を後にした。こうして初公判では反省の色を見せた高知だが、本誌は気になる話をキャッチ。明かすのは、横浜市内にあるワインバーの関係者だ。

「彼が五十川被告と出会ったのは10年ほど前。神奈川県内で複数の飲食店を経営するオーナーの紹介で出会ったと聞いています。オーナーが経営するワインバーに、五十川を連れてよく遊びに来ていました。昨年、高島さんの父親の介護を理由に芸能界を引退した後もとくに変わらずバーには顔を出して、羽振り良く遊んでいたんです」

この関係者は眉をひそめて、こう続ける。

「公判で見せた反省が本物ならいいんですが……。実は保釈後、高知はオーナーに連絡してきて、『いやあ、また店に行きますよ』と悪びれるようすもなく挨拶したそうなんですよ」

高知への判決は9月15日に言い渡される。法廷でみずから“更生への不安”を口にした高知。迷惑をかけた周囲の人たちを再び裏切ることだけはないと信じたいが……。