実戦復帰の本田、PK戦1人目で決めた!ミランがバイエルンと打ち合い、PK戦に勝利

写真拡大

[7.27 IC杯 バイエルン3-3(PK3-5)ミラン シカゴ]

 インターナショナルチャンピオンズ杯のアメリカラウンドで、日本代表MF本田圭佑の所属するミラン(イタリア)はバイエルン(ドイツ)と対戦し、3-3から突入したPK戦を5-3で制した。本田は後半17分から途中出場した。

 ビンチェンツォ・モンテッラ監督を迎えたミランが、“国際大会”初陣を白星で飾った。打ち合いとなった試合の先制点を決めたのもミラン。前半23分、FWエムベイェ・ニアンの相手のミスからボールを奪い、そのままゴールネットを揺らして幸先よく試合を動かす。

 しかしバイエルンも前半29分に左クロスからFWフランク・リベリのビューティフルゴールで同点に追いつくと、同38分にはDFダビド・アラバのミドルシュートで逆転に成功した。

 ただミランも後半に入るとすぐに同点に追いつく。4分、MFアンドレア・ベルトラッチがゴール前の混戦を押し込み2-2。そして同16分にはMFユライ・クツカのミドルが相手DFに当たってコースが変わるラッキーなシュートになり、試合をひっくり返した。

 日本代表招集中に左膝裏を負傷し、リハビリを続けていた本田はベンチスタートだったが、後半17分から登場。昨季のコパ・イタリア決勝以来の実戦復帰を果たす。本田はFKを蹴るなどチャンスメイクをするが、この日は得点に繋げることが出来なかった。

 試合はミラン勝利で終えるかと思われた後半45分にバイエルンがPKを獲得。これをリベリがしっかり蹴り込み、3-3の同点になる。大会規定により、延長戦なしのPK戦に突入した。

 先攻のミランは1人目の本田が成功させるなど、順調にゴールを決めていく。バイエルンも3人目までは決めたが、4人目のDFラフィーニャのシュートがGKジャンルイジ・ドンナルンマにストップされる。ミランは5人目のMFジャコモ・ボナベントゥーラがGKスベン・ウルライヒからしっかりゴールを奪い、元指揮官のカルロ・アンチェロッティ新監督を迎えたドイツ王者を下した。


●欧州組完全ガイド

●セリエA2016-17特集

●ブンデスリーガ2016-17特集