6日、ACミランのオーナー、シルヴィオ・ベルルスコーニ氏が、クラブを中国企業に売却することを現地メディアが報じた。すると、9日放送、日本テレビ「Going! Sports&News」では「独占激白 本田圭佑(30)ミラン売却&監督交代 評価は?」と題し、本田に行った単独インタビューの模様を伝えた。

番組スタッフに「売ったというニュース、本当なんですか?今日のニュースですよね。中国人でした?」と確認した本田は「すごいですね、中国人。パワーが。どういう影響を及ぼすかは全くわからないですけど、選手の動きにも当然ながらパワーを持ちますから。僕にメリットとなるかデメリットとなるかは新オーナーにかかっているのは間違いない」と続けた。

また移籍の可能性や移籍先について質問が及ぶと、「答えは与えたくないのでヒントを与えるとすると」と前置きした本田は「昨シーズン終了する際、コパ(イタリア)の決勝があった。とにかくミランのサポーター全員が負けはしたんですけど一致団結して、あの時の雰囲気はチャンピオンズリーグやW杯に劣らない熱気のある、かつパワフルな試合だった。普段のセリエAとは明らかに違う、それは自分が2年半忘れていたもの。毎週こんな感じでやれば自分はもっとやれると。自分が何を求めているのか再認識させられた」と熱く語った。

その一方、ミランに所属する2年半で実に7人目の監督となるヴィンチェンツォ・モンテッラについて、本田は「7人目やね。すごいね、世界一ちゃう?」とニヤリ。「攻撃的かつボールポゼッション型を好んでチームを作っていくタイプというのは印象として持っています。そうであれば、特に今のミランはそういうのを得意とする選手が多くないので本田は残しておこうかと考えるのはあり得るでしょう」と所感を述べた。