ミラン、セリエB得点王ラパドゥーラの獲得が決定的に…5年契約締結へ

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 日本代表FW本田圭佑所属のミランが、ペスカーラに所属するイタリア人FWジャンルカ・ラパドゥーラを獲得することが決定的となった。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が23日に報じている。

 2015−16シーズンのセリエBで得点王となったラパドゥーラに関しては、当初、ナポリやユヴェントス、ジェノアなどへの移籍の可能性が有力であると報じられていた。しかし、これまで移籍先の候補に挙がっていなかったミランが交渉を一気にまとめ上げて獲得する形となった模様だ。

 同紙によると、ミランはある選手のメディカルチェックを行うために、信頼のおける病院を予約。選手の名はトップシークレット扱いとなっていたため明かされていなかったが、これがラパドゥーラであることが判明したという。移籍金は900万ユーロ(約10億円)で、5年契約を結ぶと見られている。

 しかし、ミランはシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長が心臓疾患の手術を行い、現在も入院中のため、中国投資家グループへの売却交渉が停滞中。今のミランにとって決して安くはないラパドゥーラの移籍金を一体誰が支払うのかが、不透明なままとなっている。それでも、全く動きがなかった補強に具体的な動きが見られたことで、売却交渉に何かしら進展があったとの見方もあるようだ。いずれにしろ、ミランにとっての今夏の補強第一号は、セリエBで27ゴールをマークし、得点王の座に輝いたラパドゥーラになることは間違いないようだ。