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 人気バンド・ゲスの極み乙女。の川谷絵音(27)との不倫騒動で休業していたベッキー(32)が、6月10日に行なった囲み取材でまたもや評価を下げている。「ゼロから頑張りたい」と決意を語り、不倫問題に関して改めて謝罪。しかし、終始薄笑いを浮かべながらの会見にネットでは「バカにした不誠実な人間性が表れた」など、厳しい声が多く見られた。

 その一方で、この一連の騒動で救われた者もいる。SMAP・中居正広(43)が司会を務め、ベッキー復帰の舞台を用意した『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)だ。

■中居正広が救った『金スマ』

 104日ぶりのテレビ復帰として、ベッキーが選んだ番組は『金スマ』だった。ベッキーは番組の企画「ひとり農業」のコーナーでロケ中に登場、涙ながらに謝罪した。その様子に中居は「じたばたしないでよ、すぐじたばたするから。俺もじたばたしましたけど。笑いごとじゃないんだから」と自身の“SMAP騒動”も絡めながらの自虐ネタでベッキーをフォロー。さらに「頼むよレギュラーなんだから! スタメンなんだから」と、緊迫した雰囲気の現場を和ませるようにコメントした。さらに、二人だけの対談場面では、丁寧に言葉を紡ぎながら、ときに優しく諭す一幕も見せるなど“パーフェクトな進行”を見せた。

 この放送で見せた中居の“懐の大きさ”に、視聴者・マスコミを含む多方面から「中居君の振る舞いはすごい」「中居くんの懐の深さは神」「座長として、番組とベッキーを守っているんだな」など絶賛の声が多数上がったようだ。

 しかもこの回は番組史上最高の視聴率・24.0%を記録。次の編成期で終了すると噂されていた同番組に、続投の声が掛かったという。

「自身のグループの問題もある中、うまく本音を引き出してバラエティ司会者としての技量をみせつけた中居は、近ごろ業界でも高評価を得ています。他局でも、SMAP騒動で9月の番組編成期に終了も考えていた中居の冠番組を、このまま続行したいと事務所に相談している局もあるようです」(芸能関係者)

 一時は評価を下げてしまったものの、ベッキーをきっかけに改めて評価を得ている中居。いまだ誰もが納得する答えの出ていないSMAP騒動も、解決できるのはやはり中居しかいないのかもしれない。

文・海保真一(かいほ・しんいち)※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』(宙出版)ほか多数。