休日の自宅だったり野外イベントだったり、とくにこれからの季節にどうしても食べたくなる『焼きそば』。
その『焼きそば』が、いまアツイ存在に。新店ラッシュが続く『焼きそば』の名店を紹介しよう。



メニューの主役は、なんといってもこの焼きそば。京都府大江町の「こだわり卵」を使った目玉焼きはデフォルト、九条ねぎや牛すじは追加トッピングとなる。
あの“ミート矢澤”グループが焼きそば業界に本気で参入!『無添加焼きそば BARチェローナ』

白金高輪


肉料理界のヒットメーカーが、見事に時流をとらえた焼きそば店。圧搾一番搾り製法のなたね油で、産地直送の「アボカドポーク」や厳選したキャベツを炒めたら、ツルツル&もちもち食感を追求したオリジナル生麺や完全無添加のソースを加えジュージューと焼き上げる。ジャンクなイメージの強い焼きそばを、「安心・安全」に味わってもらいたいと“無添加”にこだわった。また、国産生姜を自家製甘酢で漬け込んだ刻み生姜、徳島県吉野川産青のりなど、トッピングまでも抜かりなし!

昼は焼きそばオンリー、夜はタパスとお酒を楽しんだ後、〆に焼きそばを楽しめるバルに変身。焼きそば勢力図を塗り替える予感!




ソース焼きそば(中)。豚肉、キャベツ、もやし、たまねぎ、にんじんと極めてスタンダードな具材と共に
千葉の人気店がこの春、東京へ進出!『焼きそばのまるしょう 本郷三丁目店』

本郷三丁目


焼きそばの要はやはり、麺。噛みしめるほどに甘みが出てくる、もちもちとした『まるしょう』の麺に、その思いを新たにした。

自家製麺のそれは、3種類の小麦粉をブレンド。しかも、ソース以外の幅広いバリエーションの味付けを考慮し「太麺」と「細麺」の2種を用意している。

まずは老舗「トキハソース」を使ったソース焼きそばが看板メニューだが、名産地の千葉県野田市の醤油を使った「海鮮バター醤油焼きそば」などのオリジナルも自信作だ。



麺やトッピングのカスタマイズ、ボリュームの表示も細やか



夜は酒のつまみ的メニューも充実。2階の座敷で宴会、も楽しそうだ。もちろん〆は焼きそばで


お持ち帰りの名店が着席店舗で本領発揮



やきそば(大)に、温玉をトッピング。崩して混ぜるのがおすすめとのこと
焼きそばファン注目の店に待望のイートインが!『中野やきそば処 小出屋 本店』

中野


2015年12月に開店して以来、マニアの間で耳目を集める『小出屋』。こちらはテイクアウト専門なのだが、2016年3月、目と鼻の先の中野ブロードウェイに、客席付きの本店が誕生した。

「子どもやお年寄りに安心して食べてもらいたい」と、紅しょうがや桜えびなど薬味まで“完全国産”で構成された味は、出汁の旨みがベースでソースは香り付け程度。

驚くほどに上品で、オーナーの“真っ当なジャンク”という形容にうなずくばかり。豊富なトッピングで味変も楽しんで。



こちらが、客席を設えたプチパリ本店の店内



こちらはテイクアウト本店の様子。前を通るご近所の皆さんが次々に声をかけていく様子から、既に地元に愛されているのが分かる