本田を称賛するミランの指揮官と主将「ブーイングを拍手に変えた」

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 14日に行われたセリエA第25節で、日本代表MF本田圭佑が所属するミランはジェノアと対戦。本田の今季リーグ戦初得点などが生まれ、2−1の勝利を収めた。試合後、ミランの主将を務めるイタリア代表MFリッカルド・モントリーヴォとチームを率いるシニシャ・ミハイロヴィッチ監督が本田を称賛している。同日付のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。

 試合は、5分にミランが先制した。本田のミドルで得たCKが1度跳ね返されたところをモントリーヴォが右へ展開。ラインを割ろうかというパスになんとか追い付いた本田が左足でクロスを入れると、ファーサイドに流れたボールをFWカルロス・バッカがワントラップから右足ボレーを突き刺した。

 その後、63分にエリア手前ゴール正面でボールを持った本田が左足を振り抜くと、強烈なシュートがゴール右隅に吸い込まれ、リードは2点に。後半アディショナルタイムにはミランからレンタル移籍中のFWアレッシオ・チェルチにゴールを奪われたものの、このままミランが勝利。リーグ戦ではここ7試合無敗となった。

 試合後、モントリーヴォは本田について問われ、「本当に信頼できる選手の1人。ボールが来なくても彼は信じ続けている。チームに彼のような選手がいて幸せだ。彼がいればゴールにも到達できる」と称賛。また、ミハイロヴィッチ監督は本田とモントリーヴォへの賛辞を述べた。

「個人の名前を挙げることは好まないが、どうしてもと言うなら、今日は本田とモントリーヴォだ。素晴らしい試合をしてくれた。彼らは過去、ファンに批判されていたが、闘志と犠牲を示してブーイングを拍手に変えた」