惜しくも直接コーナー弾ならず…本田フル出場、ミランがパレルモ撃破で連勝

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 セリエA第23節が3日に行われ、パレルモと日本代表FW本田圭佑のミランが対戦。本田はリーグ戦7試合連続の先発出場を果たした。

 ミランは1月31日に行われた前節のインテル戦で3−0と快勝した。“ミラノ・ダービー”を制した勢いで連勝を狙う今節、シニシャ・ミハイロヴィッチ監督は先発メンバーを1名のみ変更。元ブラジル代表DFアレックスではなく、コロンビア代表DFクリスティアン・サパタをスタメンに指名した。 

 一方のパレルモは前節、カルピを相手にアウェーで1−1と引き分けた。中3日で臨むホームゲームでは、前節と全く同じ先発メンバーを起用。前線には元イタリア代表FWアルベルト・ジラルディーノが入った。

 ミランの最初のチャンスは6分。右CKを本田が蹴り込むと、ゴール方向へカーブしたボールが枠を捉える。直接ゴールかと思われたが、GKステファノ・ソレンティーノが寸前でセーブ。ゴールラインテクノロジーにより、得点は認められなかった。

 そして、先制点を奪ったのはアウェーのミランだった。18分、ハーフウェーライン付近でパスをボールを持った本田が、オーバーラップしたイニャツィオ・アバーテにパス。アバーテがクロスを上げると、ニアサイドでエムバイェ・ニアンがマークを引きつけ、背後で待っていたカルロス・バッカが押し込んだ。鮮やかな崩しからのゴールで、ミランが均衡を破った。

 リードを得たミランは、以降も攻勢をかけて追加点を狙っていく。32分には本田が強烈なミドルシュートで枠を捉え、ゴールを脅かした。そして直後、パレルモのエドアルド・ゴルダニガがペナルティーエリア内でハンド。ミランがPKを獲得し、ニアンがゴール右隅へ決めてリードを広げた。前半は2−0で終了した。

 2−0で迎えた後半開始時から、パレルモは2選手を交代。打開を図るが、反撃のゴールは生まれない。ミランも56分、リッカルド・モントリーヴォに代えてアンドレア・ベルトラッチを投入して中盤をテコ入れした。

 後半は2−0のまま推移。パレルモに押し込まれる場面も増えたが、ミランはしっかりと応戦して得点を許さない。75分にはニアンに代えてマリオ・バロテッリを投入し、前線の活性化を図った。3点目こそ生まれなかったが、最後までパレルモに反撃を許さなかった。

 試合は2−0で終了。ミランが完封勝利を収め、2連勝を果たした。本田はリーグ戦3試合ぶりのフル出場で勝利に貢献した。 7日に行われる次節、ミランはホームでウディネーゼと対戦。パレルモは同日、サッスオーロとのアウェーゲームに臨む。

【スコア】
パレルモ 0−2 ミラン

【得点者】
0−1 18分 カルロス・バッカ(ミラン)
0−2 33分 エムバイェ・ニアン(ミラン)