「円やか」「焼べる」「下種」読めそうで読めないチンプンカンプンな漢字たち
日本語を表記する際に基本となる常用漢字は約2000文字ありますが、そのうち1006字、つまり半分ほどが小学校卒業までに学ぶ「小学校配当漢字」です。
しかし、標題のように訓読み以外の読み方などを問われると、とたんに目が点になってしまいませんか?なかには「送り仮名が間違っている」と勘違いしてしまう人もいるかもしれません。
さて、標題の回答は次のとおり。「円やか」→「まろやか」、「焼べる」→「くべる」、「下種」→「げす」。
ちなみに、これらの漢字は、「円」と「下」が小学校1年で、「焼」と「種」が小学校4年で学んでいます。
ほかにもこんな、送り仮名が間違っているのでは?的難解漢字があります。問題形式でどうぞ。
問題1:(1)急かす (2)予め (3)専ら (4)若しも (5)直向き
答え:(1)せかす (2)あらかじめ (3)もっぱら (4)もしも (5)ひたむき
熟語もなかなか難解です。
問題2:(1)合羽 (2)気障 (3)然様 (4)心太 (5)束子
答え:(1)かっぱ (2)きざ (3)さよう (4)ところてん (5)たわし
また、通常の読み方の他にも読める漢字もあります。たとえば、「初心(しょしん)」は他に「うぶ」とも読めます。では、次のカッコ以外の読み方は?
問題3:(1)黒子(くろこ) (2)面子(めんつ) (3)上下(じょうげ) (4)駅(えき) (5)階(かい)
答え:(1)ほくろ (2)めんこ(※厚紙でできた遊具) (3)かるめる(※邦楽で使う言葉。高い調子と低い調子) (4)うまや(※律令制における駅の建物) (5)きざはし/きだはし(※階段)
次は、わかっていそうでわかっていなかったかもしれない四字熟語についてです。
問題4:正しい書き方はどっち?
A無我夢中 B無我無中
答え(A)
A原状回復 B現状回復
答え(A)
A自我自賛 B自画自賛
答え(B)
問題5:正しい読み方はどっち?
輪廻転生 Aりんねてんしょう Bりんねてんせい
答え(A)
一言半句 Aいちげんはんく Bいちごんはんく
答え(B) ※ほんのすこしの短い言葉
白河夜船 Aしらかわよふね Bしらかわやせん
答え(A) ※知ったかぶり。または、ぐっすり眠り込んで何も気付かないことのたとえ。
繰り返すようですが、これらは小学校で学んでいる漢字です。とは言え、そこまでは「聞いてないよー」というものも多かったと思います。そして、いざとなればPCやスマホもあることだし、何ら困ることもないかもしれません。
ですが、社会人としては、問題1にあった読み方や、(代表的な)紛らわしい四字熟語の読み方、字の違いくらいは覚えていて損はないはずです。
(文・鈴木ゆかり)
※参考
文部科学省 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou...
『読めますか? 小学校で習った漢字』(守誠・著/サンリオ)
