雅子さま、“異例”のお出まし背景に「新任の東宮女官長のサポート」
御料牧場へ向かわれる皇太子ご一家(宇都宮駅・5月3日)。翌日、秋篠宮ご一家と合流された
「鹿児島県で開かれた『国民文化祭』に同行した雅子さまは、非常にお元気そうでした」
皇太子妃雅子さまの“異例”のお出ましについて、そう語るのは宮内庁担当記者。
「近年、お出ましが増えている雅子さまは、直前になってご出席が決まることが多くありましたが、今回は1週間前に検討していることが発表されたので、それだけご体調がよいのでしょう」(同・記者)
10月8日には、被災地の復興を視察するため、福島県にも足を運ばれた雅子さま。
宮内庁によると、雅子さまが同じ月に東京を2回離れて地方で公務に臨むのは、’03年10月以来だという。
「『国民文化祭』は“七大行啓”と呼ばれる重要な行事のひとつで、’13年6月に山梨県で開かれたときは、前日に雅子さまの欠席が決定。皇太子さまが現地で雅子さまのメッセージを読み上げるなどの“ドタバタ”もありました」(同・記者)
そんな“失敗”を振り払うかのような今回のお出まし。今年の雅子さまは、特に体調が安定してきているようだ。
天皇・皇后両陛下から引き継いだ「こどもの日」にちなんだ関連施設へのお出ましや、南太平洋のトンガ訪問も大過なく果たされた。雅子さまにとって重い負担とされる宮中晩餐にも、昨秋に引き続いてご出席。秋からは、都内での行事などに頻繁に出席されている。
今年は11月に開かれる『秋の園遊会』への12年ぶりの出席にも期待が高まるが、
「雅子さまの公務が活発になったのは、長期療養が始まってから12年がたち病状が好転し、次の皇后としての自覚と責任がより深まったからではないでしょうか」
と話すのは、皇室を長年取材するジャーナリストで、文化学園大学客員教授の渡辺みどりさん。
「両陛下の高齢と持病をかえりみない海外や被災地を訪問するお姿を見れば、雅子さまも奮起されるはずです。また、長らく登校問題を抱えていた愛子さまが、最近では落ち着いて、雅子さまの心に余裕が生まれたこと。夏以来、新任の東宮女官長のサポートもよいと聞いています」(渡辺さん)