日ハム武田勝が7000万円ダウンも残留 過去大幅減俸を受け入れた選手は?
37歳左腕はFA権を行使せず残留決意、「ファイターズが好きだから」
日本ハムの武田勝投手が2日に千葉・鎌ヶ谷市の球団施設で残留交渉に臨み、FA権を行使せず残留すると明かした。
2009年から4年連続で2桁勝利を挙げてきた通算82勝左腕も、今季は9試合登板で3勝2敗、防御率5・84にとどまった。
来季年俸は1億1000万円から減額制限(1億円超は40%まで)を超える7000万円の大幅ダウンとなったが、「ファイターズが好きだから」とチーム愛を口にした。
減額制限を超える減俸に同意できなければ、自由契約となって全ての球団と契約を結ぶ道もあった。ここで過去に大幅減俸を受け入れ、プレーした主な選手を見てみたい。
小笠原、松中、清水……過去の大幅減俸は
【同一球団】
(上段金額はダウン額、カッコ内はダウン率。下段数字は旧年俸→新年俸)
○巨人・小笠原道大 3億6000万円(84%減)
12年:4億3000万円→13年:7000万円
○ソフトバンク・松中信彦 2億円(50%減)
10年:4億円→11年:2億円
○横浜・清水直行 2億円(80%減)
11年:2億5000万円→12年:5000万円
○ヤクルト・古田敦也 1億8000万円(75%減)
06年:2億4000万円→07年:6000万円
○巨人・高橋由伸 1億8000万円(51%減)
11年:3億5000万円→12年:1億7000万円
○日本ハム・武田久 1億6000万(67%減)
14年:2億4000万円→15年:8000万円
【他球団移籍】
○楽天→中日・山崎武司 2億2000万円(88%減)
11年:2億5000万円→12年:3000万円
武田勝は来季中に38歳となる。チームでは武田久と共に球団最年長選手だ。厳冬を乗り越え、再び輝きを放つことは出来るか。(※金額は推定)