串の長さ1メートル! ギネス級の焼き鳥を食べてきた

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以前、コネタで「セカチョウ」を取材したことがあります。これは、とてつもない長さの竹を串として活用し、“世界最長級のやきとり”焼き上げに挑戦する競技のこと。


2010年に北海道美唄市が樹立した記録「24.83m」が、今までに世界一の座を保持していました。
しかし去る8月30日、山口県長門市がなんと「25.05m」を打ち立てたとのこと。5年越しに、世界記録が更新! 長門市は前々回の記録保持地だったので、雪辱を果たした形になります。

この“セカチョウ”更新記念として、ご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」では、長州鶏を使用したメニュー『メガやきとり』を期間・数量限定で提供しているらしい。「物凄い」という噂を耳にしたので、私も食べに行ってきました!

1日一本限定 ギネス級の長さ


ちなみにこの『メガやきとり』は、1日一本限定。前日までの予約を経て、後日に店舗へ訪問したら提供してくれるというシステムです。それほどの下準備が必要ということは、かなり大仰なやきとりを期待してしまうのですが……。
果たして、それは紛れもなく大仰でした。見てください、噂の『メガやきとり』を!


デケえって!

この『メガやきとり』は9月30日までの期間限定メニューで、実は今回は2度目のメニュー化だそう。初の提供は同店がオープンした2013年、その時は震災からの復興をテーマにした『絆やきとり』でした。

「かねてから『メガやきとりを復活しないんですか?』という問い合わせがあり、記録更新という絶好のタイミングに合わせ今回の復活となりました」と言うのは店長の藤本さん。
ちなみに串の長さは1mで、重量は約1.2kg。通常のやきとりの約30本に相当するボリュームです。価格は新記録「25.05m」にちなみ、2,505円(税別)。

「販売しているなかでは、世界一のサイズらしいです。ギネスに申請したら載るんじゃないか? って(笑)」(藤本さん)

「メガやきとり」を食べてみた


では、そろそろいただきましょうか。食べ方ですが、このままかぶりつくのは無理がある。お皿に分けて、上品に一つずつを。


こう見ると、やきとりというかチキンみたいですねぇ……!
「そうですね、炙りチキンみたいな(笑)。色みを付ける意味で、ネギとパプリカを挟んでいます。お肉だけだとシンプル過ぎますし」(藤本さん)

じゃあ、食べます。……あっ、おいしい。こう言ったら何ですが、ちゃんとおいしいじゃないですか!
「一応、味の方も(笑)。食べてガッカリされたら、それまでですから。銘柄鶏の長州鶏を使っていますので、その味わいをお楽しみいただければと思います」(藤本さん)

長州鶏には「濃厚で、コクがあり、風味が豊か」という特徴があるのだそう。しかも元から塩味が効いているから、何を付けずともおいしくいただけます。思ってたよりバクバクいけちゃいそうな気がする!

「そうかもしれないですね。実際に見て、気持ちがたかぶるということもありますし!」(藤本さん)

しかし、いくらおいしくても、一人で食べるのは無理がある。残しちゃう。この『メガやきとり』、何人くらいで食べると丁度いいのだろう……?
「たぶん7〜8人くらいで食べないと、キツいと思います。4人くらいだと、他のものが食べれなくなってしまいますし」(藤本さん)
一本で通常の30本に相当するという『メガやきとり』。4人で食べると想定したら、1人で7〜8本という計算になってしまいます。パーティ感覚で、みんなでワイワイしながら食べるといいかもしれません。

ところで。もし今後「セカチョウ」の記録が更新されたら、そのたびに『メガやきとり』は提供されるんですか?
「その可能性はあります。今回は長門市だったので長州鶏を使っていますが、更新された場所に応じてお肉も変えていきたいと考えています。お祝いですから」(藤本さん)

……という、ギネス級の『メガやきとり』。比喩表現ではなく、本当に世界一のやきとりでした!(サイズが)
(寺西ジャジューカ)