Instagramフォロワー3万人! 米で話題の「オレオ・アート」とは
昭和だったら、母や祖母から「食べ物で遊んだりしちゃ駄目」「食べ物を無駄にしないで」という声が聞こえてきそうだが、米国のメディアでセンセーショナルに取り上げられているのが「オレオ・アート」。
そして、オレオ・アートをはじめ、身近に手に入りやすい材料を使用することで、食べられるアートをInstagramに次々アップしているのがティシャ・チェリーさんだ。
インスタフォロワーはなんと30,000人以上!
オレオはねじって上下を別々にして食べるという彼女。「片面のクリームの付き具合がどう見てもナイキダンクに見えた」というキッカケでオレオ・アートを始めたという。素人とは思えない芸術センスの持ち主だ。
オレオ・アートの作り方
作品に使うツールは、つまようじが大部分を占め、箸やフルーツナイフなど全てがキッチンにあるもの。
テクニカルなスキルなどは特にない、と言い、色々な部分を一つにまとめるのがティシャさん風アートセオリーだ。米国では季節のイベント毎に、期間限定のクリームの色がカラフルなオレオが発売になり、その時に買っているそう。
食べる事も大好きだし、ポップカルチャーやストリートアート、音楽も大好き。これが一緒になってインスピレーションにもなっていると言う。
もしかしたら自分もできちゃう? と思わせる素朴な要素も、米国人に受けている理由かもしれない。
ティシャさんの手にかかると、ゴッホやフリーダ、ムンクの有名絵画も可愛らしく、手に取りたくなる作品に様変わりする。
写真を撮った後のオレオは……
手の込んだ作品だと思うが、このオレオは写真を撮った後どうなるのだろう?
「自分で食べちゃう。絶対に食べ物は無駄にしない」
あ〜良かった。昭和のお母さん方、安心してください。作品に取り組んでいる時の失敗作も全部自分の口に入っていくそうだ。
ゴミが出ない、後始末が少ない芸術品でもある。
また、レストランでは失礼になるので、食べ物での「遊び」はしないよう心がけているという気配りも忘れない。
「オヤジギャグ」のアートも
オレオのみならず、普段の食べ物でもアート化してしまうティシャさんの作品は、クスクスと笑いさえ出てしまうものもある。
というのも彼女は「オヤジギャグ」が好きだそうで、それがモチベーションにもなっているそうだ。
例えばリコリスでアンディー・ウォーホルを作り上げ、アップした時のタイトルが「キャンディー・ウォーホル」になっていたりする。
また、スパゲティーでエミネムを描いた時には『Lose Yourself』の歌詞にスパゲティーを入れに入れたものだった。
ビーツジュースでのマイケルジャクソンは「ジュース ビーツ イット」。オヤジギャグ主張の強さがわかる。
みなさんも夏休みにオレオで芸術作品を作ってみませんか?
(シカゴ/あらた(arata))
●Instagramアカウント:ティシャ・チェリー
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