一年生大会のリベンジ!序盤に奪った得点を守りきった宮古が沖縄尚学を下しベスト8

ガッツポーズで生還(宮古)

 9ヶ月前の1年生中央大会でぶつかった両者。もちろん年が明けた4月に新戦力の1年生たちが入部してくるとはいえ、宮古の現2年生たちにとっては、コールド負けした沖縄尚学へのリベンジということで見られた気合が好ゲームを生み、見事1点差を守りきっての勝利となった。

 宮古は1回、先頭打者の濱川 翔斗と3番・下地 一平にヒットが生まれ一死一、三塁とチャンスを得ると、4番・知念 明天也がセンター前へ運び先取点を奪う。次打者の当たりは遊ゴロも、併殺崩れの間に1点を加えて幸先良いスタートを切った。

 追う沖縄尚学は3回、一死一塁から2番・池宮 秀平がセンターへ二塁打を放ちニ、三塁として3番・知念 大河がライトへ犠飛を上げる。ツーアウトとなったが1年生で4番の砂川 リチャードも、外の球を上手く捌きライトへの同点タイムリー二塁打。台風の影響で、常時レフトからライトへの強風に逆らわず持っていく攻撃が目を引いた同点劇だった。

 追いつかれた宮古だったが3回、ヒットと四球で二死一、二塁として6番・洲鎌 虎汰郎がライト線への二塁打を放ち二者が生還して、この試合大きな大きな4点目をボードに刻む。

 5回、二死一、三塁から大兼久 亮平がセンターの頭上を襲うタイムリー二塁打で1点差と迫った沖縄尚学だったが、8回には2本のヒットと死球で満塁とするがライトフライに倒れるなど、宮古を上回る11安打をマークするもあと一本に苦しんだ。

(文=當山 雅通)

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