西村晋弥(ボーカル、ギター)

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 シュノーケル、チャットモンチー、Base Ball Bearという今、最も期待の高まるニューカマー3組が1度に楽しめるイベント“若若男女サマーツアー'06”。東京・大阪・福岡で行われるツアーの初日、東京公演が8月22日にSHIBUYA-AXで行われた。

 Base Ball Bearに続いて、2バンド目に登場したのは福岡在住のメガネ男子3人組、シュノーケル。2005年11月のデビューから約半年という短期間で完成した渾身のファーストアルバム「SNOWKEL SNORKEL」より「エスパー」、「パントマイム」と続き、まずは最初のMC。西村晋弥(ボーカル、ギター)は、サポートメンバーとして参加したプロデューサーの河野圭(キーボード)を「あれ、河野さんって“若若”でしたっけ?」と紹介し、会場の空気を掴む。

 サードシングル「旅人ビギナー」、HondaバイクCM曲にも起用された「100,000hp」と続き、西村がギターを持ち替えた瞬間に客席から歓声が上がる。「こんなんで喜んでもらえるなら、何度でも持ち替えますよ」と言う西村。演奏時のアグレッシブで切れのあるボーカルと、MCでのほのぼのとしたいい人キャラとの二重人格ぶりが面白い。そして、メンバーがライブ当日に与えたお題に対して、お客さんがアンケート用紙で答えるという「水中眼鏡」のコーナー。この日のお題は「若さ故の過ち」。採用されたコメントは公式サイトに掲載されているので、そちらをチェック。

 インディーズ時代に発売されたミニアルバム「ソラカラフル」のリード曲「レコード」、山田雅人(ドラム)のドラムソロから「REWIND」と続き、翌23日に発売となる4枚目のシングル「solar wind」。セカンドシングル「波風サテライト」にも通じる、疾走感溢れる前向きな詞の世界観に、バンド感を強く意識したサウンドアレンジが加わり、今後、シュノーケルの代表曲の一つとなるであろうライブナンバーだ。「アマヤドカリとキリギリス」の後、最後は「波風サテライト」。香葉村多望(ベース)と西村がメガネを飛ばすほどのハイテンションでこの日のライブを走り抜けた。

演奏曲目
1. エスパー
2. パントマイム
3. 旅人ビギナー
4. 100,000hp
5. レコード
6. REWIND
7. solar wind
8. アマヤドカリとキリギリス
9. 波風サテライト

シュノーケル - アーティスト情報

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