最近、街でよく聞く「デトックス(解毒)」という言葉。女性たちが岩盤浴なんかに通っているのを横目に「俺には関係ないしぃ〜」なんてのんきな事を言ってる場合じゃない! あなたの体にも知らない間に「毒素」が溜まっているのだ・・・。

 そもそも毒素とは大きく分けて2つに分類される。PCB、ダイオキシンなどの有害科学物質と水銀、鉛などの有害ミネラル。これらが体内に蓄積されるとアレルギー性皮膚炎、頭痛、腹痛などの症状が現れる(症状は、蓄積された物質によって異なる)。ちょっと心配・・・と思ったあなた、気になったら病院で毛髪ミネラル分析を。簡単に毒素の量を確認できる。

 しかも、この毒素が体内に取り込まれる大きな原因として「魚を食べること」が挙げられていることをご存知?

 特に石炭を燃焼させることで発生する大量の水銀は、雨になって海や川に流れ込んでいる。海の中ではプランクトンが水銀を取り込み、それを食べ小型魚、大型魚へと徐々に濃縮。結果的に、アイナメやキス、カサゴなどの大型魚は多くの水銀を蓄積している。その魚を口にする私たちは、濃縮された水銀を多く取り込んでいるということだ。魚をたくさん食べるとされる日本人にとってはショッキングな事実! 不安だけれど、魚は食べたい・・・。いったいどうすればいいの?

 自分でも出来る対処法を伺うため、デトックス療法を積極的に取り入れている銀座サンエスペロ大森クリニックの大森先生を訪ねた。

 毒素が溜まらない魚の食べ方はありますか?

 「大型魚だけでなく小型魚を混ぜ合わせて、バランスよくとることが大切です。また、水銀を排泄してくれるタマネギ、ニラ、ニンニク、コリアンダーなど一般的に香りの強い野菜と一緒にとると効果的です」(大森先生)

 では、溜まってしまった毒素はどうやって出したらよいのですか?

 「食事に気を付け、排泄に効果的な野菜を積極的に食べることが一番です。さらに、デトックスサプリメントを摂取したり、半身浴や低温サウナ、リンパドレナージなどもオススメです」(同先生)

さぁ、あなたも早速、体の中の毒素を減らすデトックス生活を始めましょう!(文/verb)