へき地や遠方など、医療機関への通院が困難な患者を対象とする「遠隔診療」の取り組みが広がっている。2018年度の診療報酬改定で遠隔診療の評価を新たに設けることを示すなど、政府も普及に向けて動きだした。これを受け、医療関連業界では遠隔診療に活用する医療デバイスの開発や、患者が利用するネットワーク構築への動きが活発化している。目指すのは、日常の疾患モニタリングから、未病の改善や予防、そして重症化の阻止