そうだったの!?「脱毛ビジネス」のウラ側を高須院長がぶっちゃける
 より若く美しくありたい、という女性の願い。その願いは、顔、ボディ、肌のケアを経て、”最後の秘境”デリケートーゾーンにも及んでいます。最近、女性誌などでもホットなテーマ、デリケートゾーン美容がスゴいことになっているらしい――。この分野の先駆者である高須クリニックの高須克弥院長(http://www.takasu.co.jp/)をナビゲーターに、シリーズでお伝えします。

 いま、若い女性の間で、デリケートゾーンをツルツルに脱毛する人が増えています。その背景にあるのは、「脱毛技術」のすさまじい進化。

 一方で「エステにけっこうお金をつぎ込んでるのに、また毛が生えてくる……」と嘆く声も耳にします。一体どういうこと? 脱毛ビジネスの裏側と、その最前線について、高須院長に聞いてみました。教えて、かっちゃん!!

◆「また毛が生えてくる」のは“いいエステ”の証拠!?

――美容外科や皮膚科で行われている「医療レーザー脱毛」と、エステの「脱毛」ってどう違うんですか?

「まーったくの別ものです。僕らのやる『医療レーザー脱毛』は、特殊なレーザーで毛の奥にある毛根部分を破壊し、毛が生えてこないようにする、いわゆる“永久脱毛”です。でも、これは医者がいないとやっちゃダメ。

エステサロンがやっていいのは、“体に損傷を与えない安全な範囲”と法律で決められている(※)。毛根を破壊しちゃったら、医療行為になるのでアウトなの。だから、エステで脱毛すると一時的に毛が減るけど、しばらくするとまた生えてきちゃうんです」

――ということは、エステの脱毛には終わりがない……!?

「エステが“永久脱毛”をしたら、薬事法違反で逮捕されちゃいますからね。それでもエステがバンバン広告出してるのは、あんまり効かないから厚生労働省もお目こぼししましょう、というのが暗黙の了解になってるわけ。

クリニックとエステではマシンも全然違いますよ。医療用レーザー脱毛のマシンは厚生労働省に届け出て、どの型番の機械がどこの医療機関にあるのかまですべて管理されてるからね。だから、“エステで脱毛したけど、毛が生えてきちゃった”というのは、そのサロンが法律を守ってる良いサロンだという証拠ですよ(笑)。」

――「脱毛といえばエステ」というイメージはどこから来たんでしょうか。

「昔はね、脱毛というと、毛穴に細い針を刺して、毛根を一本一本焼きつぶす“針脱毛”が定番でした。あれはものすごく痛いし、手間もかかる。そんなバカバカしいことをやる医者は少ないから、エステのいい金儲けになっていたんです。おかげで一財産できたエステがたくさんありますよ。

 でも、その後、医療用レーザーで簡単に脱毛できることがわかって、医者も脱毛を手がけるようになった。クリニックとエステのどっちに行くかは好みだけど、エステは脱毛というより“除毛”に近いってことは知っておいた方がいいよね」

⇒【後編】「今までの医療脱毛も不十分だった!? ”痛くない脱毛”の最新技術とは」に続く http://joshi-spa.jp/205397

参考:デリケートゾーンの悩み専用サイト「アクティブヘルス」⇒http://www.active-health.jp/

【高須克弥氏・プロフィール】
1945年生まれ、医学博士。メディアでもお馴染みの、美容外科の第一人者。最新の美容技術を、自ら試して普及することでも有名。『その健康法では「早死に」する!』『最新版 シミ・しわ・たるみを自分で治す本』など著書多数
高須クリニック→http://www.takasu.co.jp/
※シリーズ第1回「指原莉乃もツルツル!デリケートゾーン美容が大ブーム」
⇒http://joshi-spa.jp/191462

※厚生労働省からの通知(平成13年11月8日)
<脱毛行為等に対する医師法の適用>
以下に示す行為は、医師が行うのでなければ保健衛生上危害の生ずるおそれのある行為であり、医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反すること。
(1)用いる機器が医療用であるか否かを問わず、レーザー光線又はその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊する行為

<TEXT/島影真奈美>