11日、TBS「S1」ではボストンレッドソックス・上原浩治が生出演。今年4月に40歳になる上原だが、昨シーズンは世界一になった2013年シーズンを上回る26セーブを挙げるなど高いレベルで安定したプレーを続けている。

驚かされるのは投球の50.1%は141キロ前後のストレートで、47.7%がスプリットという上原の投球内容だ。彼はほぼ2種類の球種でメジャーの大打者達と戦っていることになる。

「僕、スライダー・ピッチャーでプロ入ってるんですけど、フォークボール覚えたら投げ方忘れちゃったんです」とおどけた上原。代名詞=スプリットと並ぶストレートについて、「初速と終速の差がないほうがボールのキレが(よい)。体感スピードが速く感じる。浮き上がることはないんですけど、そういうイメージ」と説明、決して速くはないものの指先でスピンをかけることによってキレのあるボールを投げているという。

また、番組内では黒田博樹や松坂大輔についても言及した上原。広島に復帰する黒田については「ビックリしましたね。絶対アメリカに残ると思ってました。これは本当に凄いこと」と語り、松坂の日本球界復帰の話題から自身の巨人復帰を冗談交じりに訊かれると「お話が全くないので。お話があれば考えますけど」と笑った。