(1)マスティフまたも激震!!今度はIBL脱退を決議
 数日前、フランチャイズをグロッセートからフローレンス(フィレンツェ)に変更すると発表したばかりの東芝マスティフ・フローレンスが、今度はIBLからの脱退を決議したことを明らかにしました。

 マスティフのオーナーであるダニエレ・ビアジョーリ氏は、イタリア野球・ソフトボール連盟(FIBS)に対してリーグを脱退する意向を示す文書を送付。これを受けて、FIBSはIBLのグループBに配属されていたマスティフの後継球団として、セリエAに参加する予定だったネットゥーノ2を急きょIBLに参戦させることを発表しました。現状では、リーグの開催スケジュールなどには変更はないとのことです。今回の電撃脱退により、これでIBLからは昨シーズン初参加だったロンチ・デ・レジオナーリ・ブラックパンサーズ、ASDレッジョエミリア、マスティフの全員が1年限りで脱退することが決定しました。

 詳細な経緯を知る情報筋によれば、この脱退劇の引き金になったのは本拠地をグロッセートに残すのか、フローレンスに移るのかという命題を巡る内部分裂なのだそう。結果的には、どちらも得をしない最悪の結果になってしまったのが残念です。開幕まで1か月を切った段階でのドタバタ劇、毎年のように参戦チームが変わるIBLらしいと言ってしまえばそれまでなのかもしれませんが、それで片づけてしまえるほど楽観的な状況では決してないはず。2010年のリーグ誕生から今年で5年目になるだけに、そろそろいい加減落ち着いて開幕を迎えられるようになってもらいたいところです。

ソース:http://www.mister-baseball.com/mastiff-withdraws-italian-baseball-leaguereplaced-nettuno-2/


(2)UVVが新球団会長を選出
 オランダ・フーフトクラッセに所属するUVVが、球団の新しい会長にルート・ヴァンゼッテン氏(61)を選出したことを発表しました。

 ヴァンゼッテン氏は2007年から3年間、オランダ王立野球・ソフトボール協会(KNBSB)の会長を務めた経験も持つ人物。UVVの会長としては、過去4年間このポストを務めていたエバート=ヤン・プライマース氏の後を引き継ぐことになります。オランダ代表の主力級を少なからず揃え、毎年のように上位進出を期待されながらも期待を裏切ってきた感のあるUVV。今年こそ、新会長の元で地元ユトレヒトに歓喜をもたらしたいところです。

ソース:http://www.mister-baseball.com/ruud-van-zetten-president-hoofdklasse-club-uvv/


(3)HSVスティーラーズが若手内野手を獲得
 ドイツ・ブンデスリーガ北地区のHSVスティーラーズが、南地区のマインツ・アスレチックスからラース・ツァマイトプロイス内野手(22)を獲得したことを発表しました。

 二塁手が本職で、二遊間の両方をこなすツァマイトプロイスは、昨シーズンのオフに出場機会の増加を求め、ゾーリンゲン・アリゲーターズからアスレチックスに加入。今回は2年ぶりの北地区復帰となります。昨シーズンは念願叶い28試合中26試合に出場。打率.250、出塁率.368、長打率.250、17得点、12打点をマークしました。長打力は全く期待できないものの、出塁率から打率を引いた数値であるIsoD(実際の打率に対し、どれだけ出塁能力があるかを示す)が.118と、非常に高い出塁能力の持ち主。年齢的にもまだ若いだけに、新天地でも攻撃の起点としての役割をしっかり果たしてもらいたいところです。

ソース:http://www.mister-baseball.com/mainz-reveals-transfer-lars-szameitpreu-hsv-stealers/


(4)U-16イギリス代表ロースターが発表される
 U-16イギリス代表のロブ・ランス監督が、今年8月にアメリカ・フロリダ州で開催されるUSSSA主催の国際大会「ゴールドメダルゲームズ」に参戦する、代表メンバー20名の顔ぶれを発表しました。

 今回選出された20名は、トライアウトを経て選出された予備ロースター30名の中から選抜された面々。昨年冬にミルトンキーンズで開催されたトレーニングセッションを経て、ランス監督以下首脳陣の話し合いにより選出されました。アメリカ・テキサスでプレーするオースティンとギャビンのボーデン兄弟、クウェート出身の変わり種であるグラント・ケリーの3名が、海外組としてメンバー入りを果たしています。ロースターは下記の通り。

投手
・オースティン・ボーデン(テキサス)
・ギャビン・ボーデン(テキサス)
・ジャロッド・コックス(ホースハム・ジュニアBC、内野手兼任)
・ローラ・ハライ(ロンドン・メッツ)
・マテオ・ソレッシト(ロンドン・メッツ)

捕手
・コナー・ブラウン(ハーツ・ファルコンズ)
・ダニエル・ウィットン(ブラックネル・ブレイザーズ)

内野手
・カルロス・カサル(ハーツ・ファルコンズ)
・アンガス・コーウェル(ホースハム・ジュニアBC)
・グラント・ケリー(クウェート、投手兼任)
・マシュー・モラン(ハルトン・ジャガーズ)
・フレッド・モシエル(ロンドン・メッツ)
・コナー・オショーグネッシー(ロンドン・メッツ)
・ケスター・ラトクリフ(ケント・マリナーズ)
・カラム・ヴァンガンディ(ハーツ・ファルコンズ)

外野手
・トーマス・アームストロング(ハーツ・ファルコンズ、投手兼任)
・ブロディー・ケアレス(ハーツ・ファルコンズ)
・アルフィー・ダントン(ライチェスター・ブルーソックス、投手兼任)
・ザック・ロングボーイ(ハーツ・ファルコンズ、投手兼任)
・オーウェン・ウィリアムス(ハルトン・ジャガーズ)

ソース:http://www.mister-baseball.com/great-britain-16u-national-team-roster-announced/