中国各地政府の衛生部門の発表を総合すると、中国では6日、新たなH7N9鳥インフルエンザ感染者が5人確認された。北京市内ではこの冬初めての死亡例が確認された。中国新聞社などが報じた。

 北京市内では、1月23日から肺炎の症状で治療を受け、30日に死亡した人が、H7N9鳥インフルエンザに感染していたと確認された。それとは別に発熱してせきや喀血などで1月30日に病院で診察を受け、治療を受けていた73歳の人も、鳥インフルエンザに感染していることが確認された。

 自宅の庭で鶏を飼い、販売していたという。症状は極めて重く、医療スタッフは救命のために斬力を尽くしている。

 6日には湖南省でも1人、広東省では1人、江蘇省では2人の人がH7N9鳥インフルエンザに感染していたと確認された。(編集担当:如月隼人)