球界を代表する天才打者も舌を巻く、昨今の変化球事情とは――。

日本テレビ「心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU」(4日放送分)には、巨人・高橋由伸がゲストで出演。「スゴすぎる」という昨今のピッチャー、そしてどんどん球種が増えていく変化球について語った。

「スピードもそうだと思いますし、球種も多くなってきていると思います」と切り出した高橋は、「ストレート、カーブ、スライダー、フォーク、ツーシーム、ワンシーム、フォーシーム・・・、僕もよく分からないんです」とアッサリ認め、苦笑い。

番組MCの加藤浩次から「新しい変化球が出てきたら、それを攻略しなきゃいけない?」と質問されるも、高橋は「練習と慣れと割り切りと」と答えつつ、“割り切る”という部分については「ちょっとした変化なら真っ直ぐと同じように打ってしまえと。150キロ投げるピッチャーが、ちょっとした変化でも140キロ中盤、真っ直ぐと同じくらい出るので、なかなかそれを見て打つことはできない」と説明した。

また、新しい球種については「言われないと分からない。どういう変化をするのか、あんまり理解していない」と明かした高橋は、「落ちる系なのか、曲がる系なのか、大まかに分けちゃってますね」とも。さらに田中将大の変化球については「(落差の)小さいフォークを投げる時は140キロ後半くらい出ます。(ストレートだと思って)振った後まで真っ直ぐだと思ってますから。空振りして“あっ、フォークだったんだ”って」と振り返った。