インテルは９日のセリエＡ第16節でナポリにホームで２−１と勝利した。アンドレア・ストラマッチョーニ監督はまたも直接対決を制し、インテルの良いところを見出した形だ。指揮官は試合後に次のように話している。

「重要な勝利だ。選手たちを称えたい。ナポリのポテンシャルや今の調子を考えれば、我々は彼らをかなり抑えたと言える。（エディンソン・）カバーニに力を発揮させたくなかった。（マレク・）ハムシクのスペースを閉ざして、ね。我々はうまくやった。トリノでのユヴェントス戦では攻撃すると決めたが、今日は違う試合だった。インテリジェントに、そして謙虚にプレーする必要があった」

また、ストラマッチョーニ監督は先制点を挙げたMFフレディン・グアリンのパフォーマンスを称えている。

「最初、彼はトレクアルティスタをやった。それからナポリが３人のFWで来たから、（フアン・）スニガを抑えるために犠牲を払うように求めたんだ。彼は素晴らしい試合をした。チーム全体もね。（エステバン・）カンビアッソをセンターバックにしたこと？　（マティアス・）シルベストレより彼にしたのは、マークマンよりもリベロを必要としていたからだ」

最後に、ストラマッチョーニ監督はトリデンテを採用しなかった理由について、こう説明している。

「ナポリのフィジカルの強さ、中盤のクオリティーはすごいんだ。（トリデンテにしていたら）チームの安定感を失う大きな怖れにさらしていたことだろう。今日の試合でトリデンテをするのは、まったく賢くなかったんだ」

「補強？　ナポリはマッツァーリ監督の下でプロジェクト３年目だ。今年は私にとって１年目で、何かが足りないのは当然だよ。だが、私はとても満足している。我々はとても団結したグループだ。私のインテルはこれでいい」

一方、グアリンは次のようにコメントしている。

「良いパフォーマンスだった。大事なゴールだったね。でも、最も良かったのはチームだ。コーナーキックのデザインプレー？　これはストラマッチョーニ監督流のゴールさ。トライしていたんだよ。僕らはビッグクラブとの試合で良い？　ほかと違う試合だからね。でも、どの相手も同じと考えなければいけない。この試合はうまく準備できた」

なお、マッシモ・モラッティ会長は試合前、MFヴェスレイ・スナイデルの状況について特にコメントを残さなかった。

「君らももううんざりだろう。彼とは直接的で普通の関係だ。この話にはあまりにうんざりだよ。前進したかって？　ああ、そうだね…」