時事通信の報道より。文部科学省の外郭団体、日本スポーツ振興センターは、ロンドン五輪の日本選手団の現地支援拠点として「マルチサポートハウス」を設置した。

日本人シェフによる食事のほか、疲労回復につながる高気圧酸素カプセルやプールなども用意され、選手の体調管理を支援。スタッフのための情報分析室もある。総経費は約5億4000万円。 

中国、広州のアジア大会でも導入されたと言うが、どうもお役所独特の「箱モノ行政」のにおいがする。

五輪選手団には競技ごとのチームドクターやトレーナーなどが役員として加わっているし、選手団本部にもドクターやトレーナーがいる。情報分析係もいる。

料理人も、選手や競技団体に随行してきているはずだ。
その上、五輪選手村にはいろいろな施設が整備されている。

そこに、さらに「マルチサポートハウス」。

文部科学省は選手や指導者にしっかりヒヤリングをしたのだろうか?
勝手な思い入れで作ってないか?

5.4憶円てのは、一時的な施設にしてはとてつもない巨費だと思うが。
現地報道陣は、お披露目のときに取材するだけでなく、毎日、利用状況や、利用者の声を取材すべきだ。

良くあるパターンだが、役人の自己満足で作って、作りっ放しと言うことでは税金の無駄になる。