サッカー新名言:「基本的に僕は恋もフォワードです(笑)」(大津“シャ津”祐樹))
予感から確信へ…!

オリンピックでメダルを獲るという偉業。たとえばそれが銅メダルであったとしても、それはとてもとても素晴らしいことです。一生を費やしただけの価値がある輝きがそこにはあり、素晴らしい人生を歩んだことの証明にもなります。たとえばサッカーのような人気競技でメダルを獲れば、のちに指導者として失敗したり、うっかり政治家に転身してボンヤリしていても、メダルの輝きがすべてを包み隠してくれるのです。

そんなメダル獲得に臨む日本代表選手たち。女子は金メダル有力候補で、男子は敗退濃厚…なんて声も聞かれますが、いやいやそんなことはありません。僕の目には煙幕の向こうに、ハッキリとメダルの光が見えています。それはまるで木造2階建ての民家から出火し、燃えたモルタルが真っ黒な煙を上げている中で、火元とおぼしき寝タバコの火が見えているような感覚。まぁそう考えるとエスパー並に見えすぎではありますが、確かに光は見えているのです。

先日のU-23日本代表対U-23メキシコ代表戦。仮想スペインとして迎えたメダル候補を相手に、日本は快勝。ボールを長く持たれたりこそしましたが、許した得点は豪快なミドル一発のみで、決して崩されたものではありません。むしろ日本のほうがたびたびチャンスを作り、ゲームの流れをつかんでいたほど。何でもその相手が「メダル候補」と評判らしいじゃないですか。メダル候補に勝ったのですから、当然日本もメダル候補。期待感はいや増すばかりです。

U-23代表は気づかれないように実績を積み上げてきています。よくこれだけの実績を積みながら、評判が悪い状態をキープしていると感心するほど。日本は五輪出場国を着実に打ち破ってきています。トゥーロン国際では五輪出場国のエジプトに対し、ほぼ2軍と呼べるメンバーで2-3の惜敗。その後の親善試合ではやはり五輪出場国のニュージーランドに、残り数秒までリードしながら惜しい失点を許しての1-1ドロー。現地入り後の強化試合ではベラルーシを1-0と完封し、メキシコを2-1で下しました。

特にエジプト、ニュージーランド、ベラルーシに「勝てるな」という手応えをつかんだのは大きなポイント。この3ヶ国はいずれもグループCに属し、日本が準々決勝に進んだ場合、対戦する可能性がある相手。グループCの1位はブラジルでしょうから、日本がグループDを1位通過すれば「勝てる相手」との対戦になり、そこで勝てばもう準決勝。2試合のうちひとつを勝てばメダル決定です。

肝心のグループリーグもまったく不安などわいてこないもの。対戦相手はスペイン・ホンジュラス・モロッコですが、どう考えてもホンジュラスとモロッコに負ける気がしません。今はたまたま負けることがあったとしても、5年後ぐらいにこの世代が中心となるA代表同士で対戦した場合負けている気がしないのです。ならば、今普通に勝ってもおかしくないでしょう。恐るるに足らない相手です。

スペインはまぁそこそこ強いでしょうが、「世界一のスペイン」とは別物。それが、別物であることを忘れて「世界一のスペイン」を意識していたら。大会初戦の心も身体も温まらない時間にウッカリがあったら。日本にとっては、初戦で面倒な相手とやれるのはラッキーです。向こうは世界一気取りで決勝戦まで見すえていますが、コッチは初戦だけに全力投入でいいのですから。

勝てる要素満載の五輪サッカー。実力を不安視する声も多々ありますが、出場国同士の戦いで感じたのは「どこもどっこいどっこい」ということだけ。当日の体調と精神状態。それだけで簡単に勝負の行方が変わってしまう程度の差しかありません。釜本邦茂氏の「メダルを獲って帰ってくるのは女子。男は絶対に獲れない」なんて失礼予想を、ドーンと覆してみせてほしいもの。見事予想非的中の場合は、罰ゲームとしてラモスとリップでチューくらいさせてやりましょう。

ということで、メダル候補をも打ち破った関塚JAPANの快進撃について、21日にTBSが中継した「U-23日本代表対U-23メキシコ代表戦」からチェックしていきましょう。



◆ブラジルかスペインのどっちかがコケれば準決勝いけるな!

真っ赤なユニフォームに身を包み、メキシコ戦に臨んだ日本代表。イングランドの地で躍動する真っ赤な日本代表は、マンチェスター・ユナイテッドででもあるかのよう。胸には日の丸。そして汗染みみたいにうっすらと見えるヤタガラス。秘めた想いは金メダル級です。

この日は押し込まれるだろうという予想もあってか、永井謙佑を1トップに据えたカウンター狙いの布陣を敷いた日本。しかし、その布陣を確認するとか活かすとか以前に試合が動きます。お互いが「えっ!?」となるウッカリゴール。メキシコにもウッカリがあるのなら、スペインにもないとは言えません。誰にも言えないのです!

↓開始54秒!清武のカットからあっという間の先制点!


永井の快速を走らせて、折り返しを詰めたのは東!

Jリーグ・代表を通じて2012年初ゴールだ!

って遅せぇよwwww

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感想(1件)





相手のミスをついての得点。スペインがこれをやらないと誰が言えるでしょう。実力差云々ではなく、何かが起きるのがオリンピック。かつて日本代表も、ある程度やれる自信を持って臨んだアテネ五輪で、チームの守備の要であった那須大亮がガッチガチに緊張し、開始早々の大ポカをやらかしたもの。のちに那須は「パラグアイ戦のことは正直全然覚えていない」と記憶を消したくなるほどのガチガチであったことを明かしています(見ていた側の記憶は消したくても消せないわけですが)。

それが五輪の魔力。どれだけ個人能力が高かろうが、その日その時その瞬間にダメならダメ。そしてサッカーのように一生に一度しか五輪に出ない選手がほとんどの種目では、「誰が本番でポカするタイプか」は本番までわからないのです。そして、その一回でダメだったら挽回のチャンスはないのです。那須がそうであったように…。

先制後も永井のスピードを活かして攻める日本。4-4-2に近い形で8人のブロックをしっかり作り、ボールを奪ったところで永井を走らせる。チームの狙いがしっかり徹底されています。「永井走れ!」「永井GO!」「永井ボール取ってこい!」などのメッセージつきのパスに、僕も「犬みたいな扱いだな」と感心しきり。本場イギリスの狩猟犬よろしく、ボールを追いかけてはワンワン躍動する永井に頼もしさを覚えます。

↓永井の足もしくは顔にムカついたか、メキシコ選手はスタンドの日本人幼児の顔面に八つ当たり!


子ども泣いてるwwwwwwwwwwwwwww

めっちゃ強いヘッドで顔面つぶされたwwwww


しかし、好事魔多し。前半39分、清武がまたも相手DF陣のパスをカットし、ゴール前へ。浮き球でGKをかわしますが、戻ったDFにクリアされるという惜しいチャンスが。これを決めていれば2-0で試合決着という状況だっただけに惜しい。しかも、その惜しさを引きずっている間にあれよだれよと自陣に持ち込まれ、豪快なミドルシュートを決められたのですからなお惜しい。

僕がチームを慮るGKなら、「あんなミドル俺に止められるわけねーだろ!」「直前にお前がループ決めてればよかったんだよ!」「ナチュラルなニヤケ顔がテレビに映ってるぞ!」と胸倉をつかみに行くところ。ピンチのあとにチャンスのあとにピンチのあとにチャンスのあとにピンチありを忘れないこと。五輪に向けて貴重な学びの機会となりました。

↓こういうこともある!これでガッカリしたら相手につけ込まれる!そうなるぐらいならGKが悪者になるべき!


ボールもキレイに飛んでるけど、GKもキレイに飛んでるな!

気にしてもしょうがないスーパーゴール!


気をよくしたか攻めにかかるメキシコ。後半13分にはCKからこぼれ球をエリア内でフリーの選手がシュート。後半36分には日本エリア内でわやくちゃにボールを回され、GK権田もかわされ、DFがライン上でクリアする場面も。普段なら「アチャーあぶねぇ」と思うだけですが、本番では背筋も凍る場面。

大切なのは「いつもこういう場面はある。自分たちにも相手にも」と思い出すこと。悪いことだけが本番で起きるはずもなく、いいことだけが都合よく起きるはずもありません。いちいちそれに翻弄されず、いかに自分の100%を出せるかどうか。無理難題ではなく、自分のベストを出せばそれでいいのです。ベストを出せない人が自滅していく、それが五輪の戦いなのですから。

そんなとき、頼りになるのが「持ってる」タイプの選手。持ってる男が日本にはいます。大津祐樹、杉本健勇。普段ドイツで何をしているのかはまったくわからないけれど、五輪代表では輝く男・大津。本人はモッサリしているけれど、いるだけでチームにいいことが起きるパワーストーンのような男・杉本。2人の持ってるタイプが、この日もやってくれたのです…!

↓後半24分に投入された大津と、後半41分に投入された杉本が、出会って20秒で合体!


何コレwwwwwwwwwwwwww

本番でも一発頼むぞ!出し切れ!イケ!

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↓ちなみに大津クンは私生活でもモッテル男らしいぞ!
<『JUNON』9月号より モッテル男・大津クンのLOVE観>

大津:「好きになったら攻め込みたいですね。僕が追いかけるので相手には逃げてもらいたいです。とはいえ、そっぽ向かれて逃げられる一方じゃメンタルをやられちゃうので、ほどよいところで振り向いて、チラ見してくれるっていうのが理想。基本的に僕は恋もフォワードです(笑)」

大津:「デートは僕がアクティブなタイプなんで、ディズニーランドとかもめっちゃ行きたいですね。あとはレストランの食事とか、もてなして楽しませたりも、もちろんしますけど、ロマンチックなこととかカッコつけたことはあんまりできないんで…。そこは期待されても困るかな(笑)」

大津:「空気が読めて、人に対する思いやりがあって、将来、家庭を任せられるようなシッカリした人を募集してます!」

大津:「やめてください(笑)。ダメなんです、俺。ほめられると弱いんで。けなしてほしい(笑)」

大津:「洋服、好きなんです。なかでもよく着るのがシャツ。フツーにTシャツとか着るより、オシャレな気がして。なので最近ちまたでは“シャ津”と呼ばれています」

大津:「ピッチの芝生で昼寝してたら、ほっぺた、虫に刺されちゃった(笑)」

モッテル:「基本的に僕は恋もフォワードです(笑)」
モッテル:「ほめられると弱いんで。けなしてほしい(笑)」
モッテル:「洋服、好きなんです。なかでもよく着るのがシャツ」
モッテル:「ほっぺた、虫に刺されちゃった(笑)」

何コレwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

スーパーゴールよりスーパーワロタwwwwwwwwwww

洋服が好きで、よく着るのがシャツって何が言いたいんだよwww

これ金メダル獲ったら目の前で読み上げてやりたいわwwwwww

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結局日本はそのまま2-1でメキシコに勝利。そのメキシコが18日にスペインと対戦し、ほぼ互角の展開からセットプレーの一発でやられての0-1敗戦だったことを思うと、非常に希望もわいてきます。さざなみのようにチームに広がる自信。五輪開幕前に世界の新聞の一面をかっさらう。永井の顔が、権田の発言が、大津のシャツがかっさらう。その日を期待して、楽しみに待ちたいものですね。


大津クンのあだ名は「シャ津」!これで統一をお願いいたします!



↓【告知】フモフモが生意気にも本を出しました。しばらくの間、露骨に宣伝しようと思います!




内容紹介記事は→コチラ  と コチラ と コチラ