宮本恒靖氏が水分補給の重要性を語る「指導者として伝えていきたい」

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 15日、魔法瓶やスポーツボトルで知られるサーモス株式会社が、適切な水分補給を啓発するプロジェクト『5-15℃PROJECT』にちなみ、都内でイベントを開催した。
『5-15℃PROJECT』とは、運動中の水分補給として適している水温が5℃〜15℃であるという研究結果に基づいたもので、イベントでは運動時の熱中症予防などについて研究している横浜国立大学の田中英登教授らがその研究結果を発表。ゲストに元日本代表の宮本恒靖氏を招き、水分補給に関するトークセッションも行われた。
  
 宮本氏は、「水に対する意識は今と現役時代とではまったく違った。試合が終わった後は3kgぐらい体重が減るので、とにかく飲むようにしていた。大きな大会の前など、緊張で喉が乾いてしまうときも、常に潤すようにケアしていた」と、水分補給について高い意識を持っていたことを明かし、「試合中、サイドの選手はボトルを手に取りやすい。でも、真ん中の選手は飲みにくいんですよ(笑)」と、元センターバックならではの悩みを吐露し、会場を沸かせた。
 
 また、指導者を目指して今夏よりFIFAマスターに進学する宮本氏は、「5℃〜15℃が適温だというのを学術的に知ることができて有意義だった。そうした知識も伝えられるようにしたい」と、指導者としての意気込みを語った。