人気子役の芦田愛菜(7)が、日本テレビ系「メレンゲの気持ち」の司会を3月いっぱいで降板した。表向きの理由は「学業優先」。だがその裏には、共演者の不適切発言に対する抗議があったというのだ。



愛菜ちゃんが「メレンゲ――」に起用されたのは昨年10月。ドラマに映画に引っ張りだこの芦田が司会に挑戦するということで話題となった。

「ただ、そのわりには視聴率に影響はなかったですね。ブームが落ち着いてきたこともあり、“利発キャラ”に新鮮味がなくなってきた。メインMCの久本雅美も、愛菜ちゃんに対してはホメた感じで嫌味を言うようなやり取りで、少し扱いに困っていました」(日テレ関係者)

 さらに、久本が連発する下ネタが、降板の決定打となったと指摘する声も多い。芦田が登場した直後から、新聞の投書欄には「幼児の前で、あきれるような下ネタを展開するのはいかがなものか」という趣旨の批判が散見されたからだ。

 昨年10月の放送では、男性ゲストが、水着の股間部分が破けたエピソードを披露。すると愛菜ちゃんはテーブルを叩いて大笑い。さらに久本がかぶせた「(性器が)コンニチワってなったらどうする?」との下ネタギャグに大ウケしたこともあった。ただ抜群の演技力を持つ彼女だけに、本当に笑っているのか無理しているのか‥‥。スポーツ紙記者が解説する。

「こういった批判を制作側が重視したフシはありますね。下ネタは久本の持ち味ですから禁ずるわけにもいかない。それに久本はメレンゲをここまで長寿番組にした功労者ですから。それなら、学業優先を理由にお引き取り願おうというわけです」

 もともと1996年の放送開始以来、サブMCは10人以上代わっており、芦田が半年で交代すること自体は不自然ではないものの、一方で、芦田サイドも久本の下ネタに不満を持っており、それが降板につながったと見る向きもある。「愛菜ちゃんの所属事務所はけっこう“うるさ型”だし、子役特集などの企画で過去の資料映像の使用を申し込んでも断られることが多いんです。『うちの芦田を他の子役と横並びに扱うな』というほど。『ヨロチクビ』という久本のギャグを愛菜ちゃんに継がせるなんて話は、露骨に嫌そうにしていました」(ワイドショー関係者)

 先月末に発売された世界的ファッション誌『VOGUE JAPAN』では、日本人子役で初めて表紙を飾り、5月にはセカンドアルバムも発売される愛菜ちゃん。下ネタの呪縛から解かれた飛躍に期待したい。