【意外過ぎて驚きシリーズ】銭形警部の過去の謎を追え!

 40年以上愛され続けている『ルパン三世』。2012年には27年ぶりにテレビアニメシリーズとして放送されることが決まり、さらに話題になっている。そんな人気作に対して、「銭形警部は意外とスゴイ肩書を持っている」(男性/東京都/32歳/情報・IT/技術職)という声が寄せられた。ルパン一味をしつこく追う銭形警部はどんな肩書を持っているのか、アニメ化で話題の今、あらためて調べてみた。

 ルパン三世が怪盗アルセーヌ・ルパンの孫であるように、銭形警部は江戸時代の岡っ引き、銭形平次の子孫である。そんな彼の口癖といえば「ICPOの銭形だ!」や「インターポールの銭形だ」。ICPOとインターポールはどちらも国際刑事警察機構のことで、国際的な犯罪を防止するために世界各国の警察で作られた組織である。銭形のとっつぁんは国際組織、ICPOの警部ということなのだろうか?





 実は第1期テレビアニメシリーズでルパンが「警視庁の敏腕警部」と言っているように、銭形は警視庁所属の刑事である。TVスペシャル『ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!』によれば、警察官としてのキャリアは埼玉県警エリアの派出所勤務からスタートしている。実は、第2期テレビアニメシリーズ以降、ルパン専任捜査官として警視庁からICPOに出向したのだ。よって銭形の肩書は警視庁の警部ということになる。





 ちなみに、原作の設定では銭形警部はルパンと同じ大学の3年先輩だった。なんと、たった3歳違いなのに「とっつぁん」呼ばわりされている。ただしこれはアニメだけの呼称で、原作では銭形や銭さんと呼ばれているようだ。しかも、原作では「銭形流逮捕術の第一人者」で、「拳銃の腕は次元以上かもしれない」と解説されている。アニメ版では親しみやすい、ドジなキャラクターになっているが、実はかなり優秀な刑事なのである。肩書のすごさよりも、実力のすごさに驚かされたのではないか。





 文・塩澤真樹(C-side)





※アンケート

調査時期:2012年1月13日〜1月23日

調査対象:マイナビ ニュース会員

調査数:男女574名

調査方法:インターネットログイン式アンケート