韓国でハングルデザイン服が人気、「オッパ」手ぬぐいや「東海表記」Tシャツなど

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10月9日は世宗がハングルを発明し公布したことを記念する「ハングルの日」。韓国各地ではハングルにちなんだ関連イベントが開催されるなど、盛り上がりを見せている。

そんな中、インターネット上では、ハングル文字が書かれたファッションが人気を集めている。韓国メディア「ソウル経済」によると、ハングルデザインの服や下着を販売するサイト「bani8」は、1日平均4000~5000アクセスを記録し、年間10~15億ウォン(6500~9800万円)を売り上げる人気サイトだという。

販売されているのは、Tシャツやパーカー、下着、手ぬぐいなど。Tシャツにはにはさまざまなデザインがあり、「軽い男」「社長」「彼氏」「彼女」といったハングル文字が、胸の中央に大きく書かれている。

中には、朝鮮半島と日本列島の間に「東海/EAST SEA」と書かれたTシャツも確認され、「DOKDO」の文字があったり、福島県の場所に原発マークが入っていたりと、日本で販売されたら物議をかもしそうなデザインとなっている。

今年の夏人気だったのは、ハングルで「休暇中」と書かれたTシャツで、1日平均80~90着売れたという。Tシャツは値段は1着19800ウォン(約1300円)程度。ほかにも「オッパ(おにいちゃん)」と書かれた手ぬぐいや、「成せば成る」と書かれた男性用下着もあった。

bani8デザインチーム長のシム・ソンジン氏は、韓国メディアに「これまでは英語の文字が入った服が人気で、ハングル文字はなんだか恥ずかしい感じがあった。だが、今は顧客の反応も良いハングルデザインの服を展開している」と説明した。

参照:ファッションブランド、ハングルを重ねて着る - ソウル経済
参照:ban8

(文:林由美)

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