お笑いコンビ・オリエンタルラジオの『武勇伝』ネタ時代の売れ方は、長い歴史のある吉本興業でさえ例外中の例外だったそうだ。デビューしてまもなく大ブレイクし、瞬く間に冠番組まで持つようになった彼らを、周りはどのように見ていたのだろうか。

10月2日放送の『ホンネ日和』(TBS系)のMCを務めるYOUが当時のオリエンタルラジオの活躍ぶりを、回想しながら語る。

芸能活動をスタートしてすぐに“MAX状態”、「これからオリエンタルラジオは、どうするんだろう。」と唖然としていたというYOU。そして、すぐに人気が落ちるだろう―ということも予想できた。彼ら自身も人気が落ちる不安があっただろうが、当時は落ち着いて考える時間も無いくらいの仕事量であった。「もの凄く売れているのに、オリエンタルラジオが不憫でした。」

この日の番組では、藤森慎吾(オリエンタルラジオ)と彼を可愛がっている堺正章の対談であった。堺も10代でバンド『ザ・スパイダース』で大人気であったが、それ以前に数年の辛い下積みを経験したそうだ。そのような下積み時代が全く無かったオリエンタルラジオは、人気が無くなり仕事が選べなくなった自分たちを認めることが出来なかったのだ。「事務所やマネージャーに当り散らし、文句ばかり言っていた。」と藤森は語る。本来なら、新人の頃に経験する大事な試練を知らずに過ごしてきた、オリエンタルラジオ。“耐えて、我慢する”という心構えが、彼らには全く無かったのである。

YOUに言わせると、彼らのあの売れ方なら「消えて当然だった。」という。だからこそ、また表舞台に復活してきたオリエンタルラジオは凄い―と感心する。今の藤森の“チャラ男”というキャラクターはかなり無理をしていると、バラエティ番組で共演者からツッこまれているのをよく見かける。カメラに映っていない時は“チャラ男”を演じるのに疲れたのか、遠い目をしているときが多々あると、ある番組で証言されていた。だが今の藤森なら、“チャラ男”批判など全く気にしていないのではないか。YOUが「相当努力しないと、彼らはまた戻って来られなかった。今のオリエンタルラジオは、ふたりの努力の結果だと思う。」と今回は、ほぼ笑い無しで真面目なコメントばかりなのが印象的であった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)

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