日本の小中学生、これからは韓国で英語を学ぶ?

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27日、韓国の語学学院YBM時事ドットコムによると、日本の私立の小中学校に勤務する教師やコンサルティング会社の職員など27人が、来月22日に韓国を訪問する予定という。

目的は、京畿道・坡州市にあるイングリッシュキャンプの視察。2泊3日の日程でイングリッシュキャンプを見て回ったり、学校の英語授業を見学したりするなど、韓国の英語教育の現場を直接体験する。

現在、YBM時事ドットコムと日本のコンサルティング会社は、2012年3月に3泊4日の日程で、日本の学生を100人程度ソウルのイングリッシュキャンプに参加させるイベントを実施する方向で合意している。

これが成功すれば、年間8回程度のペースで類似のイベントを開催し、最大1000人の日本人学生を韓国のイングリッシュキャンプに参加させるという。

このような韓国のイングリッシュキャンプに関心が向いた背景には、今年3月に発生した東日本大震災の影響があるようだ。コンサルティング会社は私立学校と提携しており、これまでは福島県にあるイングリッシュキャンプへ学生たちを送っていた。しかし、震災によりイングリッシュキャンプの運営が困難になったことから、代替策として施設とカリキュラムがしっかりしている韓国のイングリッシュキャンプへ関心が向った。

坡州市のイングリッシュキャンプには、ことし5月にロシア人学生50人ほどが訪れているという。イングリッシュキャンプといえば、国内の主要施設で3-5日間泊まり込むというイメージだったが、これからは飛行機に乗れば1-2時間で行ける韓国で英語を学ぶという学生も増えそうだ。

参照:「英語学びに韓国の英語村に行きます」 - ソウル経済

(文:林由美)

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