マーケットが終わっても、カタールマネーを使ってレオナルドSD(スポーツディレクター)が計画するパリ・サンジェルマン(PSG)の補強は注目を集めている。ジョゼ・モウリーニョ現レアル・マドリー監督を次期指揮官にという噂もあったPSGだが、今度は再びアーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督の株が上がっているようだ。

現在のアーセナルが困難にあることで、イギリスのメディアはもはやサイクルが終わると見ており、ヴェンゲル監督がパリへ行くかもしれないという。もちろん、投じる金額は大きなものだ。1億5000万ユーロ(約158億円)である。だが、PSGはまず、チャンピオンズリーグ出場権を獲得しなければいけないそうだ。

一方、フランスのメディアによると、レオナルドSDがバルセロナと2014年までの契約を結ぶMFセイドゥ・ケイタを狙っているという。さらに、パレルモに対しても、1月にDFフェデリコ・バルザレッティを放出するように説得しているところだそうだ。いずれにしても、パレルモのマウリツィオ・ザンパリーニ会長は、6月に同選手をPSGへ放出することを約束している。

なお、ソショーはMFマルヴァン・マルタンとの契約の延長に成功した。新契約は2015年までとなるが、クラブは6月に適切なオファーが届いた場合、放出を認めることも約束したそうだ。マルタン自身も「来夏はソショーにもういないだろう」と認めている。

マルタンを狙うクラブは少なくなく、フランス代表でMFサミル・ナスリやMFヨアン・グルキュフのポストも脅かす同選手の移籍金を釣り上げるような争奪戦が起きることだろう。