11日のセリエA第2節で、ユヴェントスはパルマとホームで対戦する。パルマには、ユヴェントスのアントニオ・コンテ監督が高く評価する選手が所属している。MFセバスティアン・ジョヴィンコのことだ。コンテ監督は前日会見で、ジョヴィンコについて次のように語った。

「私がこれまで何度も彼を指揮しようとしてきたことは秘密じゃない。彼は私がとても評価している選手で、彼もそれは知っているよ。今年になって彼をチェックしていたわけじゃない」

「バーリ時代も、まだユーヴェのプリマヴェーラでプレーしていた彼を獲得しようとしたんだ。だが、マーケットのルールというものがあって、今年の彼はパルマに残留しなければいけなかった。でも、彼はウチが共同保有する選手だ。これは良いことだね。今回は敵として彼を扱うよ」

昨季後半戦でパルマにレンタル移籍していたFWアマウリは、夏のマーケットで移籍を拒み、ユヴェントスにおける問題となっている。コンテ監督は同選手について、「彼の状況はすぐに明確になっていた。どちらの側であっても、誰もがそれぞれの行動に応えなければいけないものだ」とコメント。さらに、次のようにも話している。

「(9日の)ミラン対ラツィオ戦を見た。スペクタクルだったね。両チームが勝とうとしていた。イタリアがヨーロッパでの競争力を取り戻すために、こういう形でサッカーに向き合うのは正しいことだ」

「(イタリア代表のチェーザレ・)プランデッリ監督も同じように考えているのはうれしいよ。私は彼から学ぶことばかりだ。経験豊富な彼のような指揮官が、私がユヴェントスにもたらそうとしているのと同じことを話すなんて、安心するね。私が狂っているわけじゃないという意味だからだ」