インテルはアトレティコ・マドリーFWディエゴ・フォルランを待っているが、まだ取引は完了していない。フォルランがアトレティコと退団に向けて合意に達していないと言った方が良いだろう。

インテルはすでにアトレティコと500万ユーロ(約5億6000万円)での完全移籍で合意に至っており、フォルランとも1年間のオプションつき2年契約で合意している。24日から25日にかけて、インテルの首脳陣はフォルランの代理人であるダニエル・ボロトニコフ氏や兄のパブロ氏と交渉。年俸350万ユーロ(約3億9000万円)に50万ユーロ(約5600万円)のボーナスという形で合意した。

これを受け、ボロトニコフ氏は話をまとめるためにマドリッドへ。だが、問題となっているのは補償金だ。補償金に関してアトレティコと合意するのが簡単ではないのである。インテルとしては、待つしかない。

フォルランは26日、チームとトレーニングをしている。スペイン『マルカ』電子版が報じたもので、同紙によれば、フォルランは敵地でのヨーロッパリーグ予選に出場しなかったほかの選手たちとともに練習したそうだ。

練習後、アトレティコDFフアンフランは記者会見で、「僕はまだフォルランが残留し、シーズンを通じて重要な選手になってくれるとの希望を持っている」と語った。