マリノスから松本山雅に移籍し、きのう(2日)トレーニング中に倒れた松田選手は、ひきつづき集中治療室で、文字通り「たたかって」います。

わたしも、2007年11月のことをいろいろ思い出し、ものごとが手に着かない状態です。もちろんオシムさんの時とは病名も違うし、個人差もあるので、比較するのはむずかしいのですが、医師団は発症72時間をひとつの「ヤマ」と考えて、懸命の治療を続けているはずです。

集中治療室には原則、家族以外は入れないはずで、チーム関係者や友人なども、病室ではなく待合室(控え室があるのかな)の家族に声をかけるのがせいぜい。家族ぐるみのつきあいのある人(マリノス時代のチームメイトとか)は行って家族(奥さんやお姉さんなど)を励まし、支えてあげて下さい。それ以外の方は、いまのところ、お見舞いは控え、電話などもなるべくしない方がいい時期だと思います。

山雅のサイト、アクセスが集中しているのか、つながりにくい。山雅の広報も、入院先の大学病院も多数のマスコミやファン(含野次馬)の対応でパンク寸前なのでしょうか。山雅の8月2日の発表文を(家族のコメントも)転載しておきます。

しずかに松田選手の回復を祈りましょう。(千田)

11/08/02 松田選手の容体について(松本山雅FC)

日頃より松本山雅FCに多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございます。
下記の通り、松田選手の容体についてお知らせいたします。

 9時42分  ランニング開始
 9時57分  ランニング終了
 9時58分  脈拍を測りながらストレッチを行っている途中に突然体調不良を訴え、
        その場に倒れ込んだ。
10時03分  救急車を要請(救急車到着までに人工呼吸・心臓マッサージを行う)
10時13分  救急車到着(出発までの12分間に、人工呼吸・心臓マッサージ・A
        ED処置を行う)
10時25分  グランドを出発(途中でドクターカーに乗り換える)
10時50分  信州大学付属病院救急救命センターに到着 →ICU(集中治療室)
        に移動
16時30分  担当主治医 今村浩ドクターより、病名は急性心筋梗塞であり、非常に
        危険な状態ですと説明を受ける。
 現在、人工心肺装置をつけて治療中です。

今もなお、松田選手は病院で闘っております。病院にはたくさんの患者さんもいらっしゃいますので、どうかそっと見守り続けてください。松本山雅フットボールクラブ一同、松田直樹選手の病状回復を心より願っております。

                 株式会社松本山雅 代表取締役社長 大月弘士

松田選手の家族より

今回の件で、皆様にはご迷惑・ご心配おかけしております。
松本山雅FC、横浜F・マリノスのファン、サポーターの皆様、松田直樹を応援してい
ただきありがとうございます。
松田直樹に携わってくださった方々、ありがとうございます。
今、松田直樹は頑張っております。ただ、今病院におりますので皆様そっと見守ってく
ださい。
周りに沢山の患者さんもおりますので宜しくお願いいたします。

                          松田 真紀(松田直樹 姉)

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