東日本大震災発生の当日、都内在勤者で自宅に「帰った」のは7割(70%)、「帰らなかった」のは3割(30%)。徒歩帰宅者の平均所要時間は2時間31分であったことが、東京商工会議所の東日本大震災に関するアンケートで分かった。調査は、7月2日〜3日の期間にインターネットにより都内に勤める会社員を対象に実施し、1000人(20代、30代、40代、50代各250名、男女各年代とも半数)から回答を得た。

 調査によると、震災当日、自宅に「帰った」のは7割(70%)で、「帰らなかった」のは3割(30%)だった。 また、自宅に帰った手段は約6割が「徒歩」(58%)で最多となった。徒歩で帰宅した際の平均所要時間は「2時間31分」となっている。

 自宅に帰った理由だが、震災発生後、しばらくは携帯や電話などが使用できなかったことなどから「家族の安否が心配」が約5割(47%)となった。一方、帰らなかった理由は、8割が「交通機関の影響」(80%)で、宿泊場所は「会社」が約7割(68%)に上っている。

 震災当日に困ったことの1位は「携帯電話(メール含む)・一般電話の不通」であった。震災後の3月中に困ったことの1位は「生活物資の不足(水など)」だった。

 震災後の節約についての質問では、「旅行」(92%)、「イベント」(88%)、「祭り・花火大会」(88%)、「外食・懇親会」(81%)は、8割以上が「自粛すべきではない」「あまり自粛すべきではない」と回答している。

昼休み分散化で節電 総務省
震災後も採用数「変わらない」企業 約8割
クールビズしない・できない人も約2割

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