スタグフレーションが現実になりつつある
今のマーケットを考える上で2つの要因が重要だと思います。
そのひとつは欧州中央銀行(ECB)が先日利上げを示唆したことです。
もうひとつは中東・北アフリカ情勢がいよいよ深刻化したことです。
これらの2つのニュースの持つ意味は世界の経済成長率はより低くなるということ、また世界のインフレ率はより高くなるということだと思います。それはつまりスタグフレーションの状態に他なりません。
![1](http://livedoor.blogimg.jp/hiroset/imgs/e/6/e6dddaff-s.png)
もちろんこの取り合わせはマーケットにとって悪いです。
そこで先日、CMC Marketsのセミナーで使用した資料を使って説明します。まずECBによる利上げ示唆から説明します。
欧州中央銀行のトリシェ総裁は3月4日の政策金利会合の声明文の中で「ストロング・ビジランス」という言葉を使いました。
ビジランスというのは24時間見張り番を立てることを意味します。それに「ストロング」が付けてあるので合わせれば「断固とした不寝番」くらいの意味になります。
これは欧州中央銀行が市場関係者と対話する際の暗号だと思えば良いでしょう。つまり「4月に利上げしますからよろしく」という挨拶をECBがしたと思えば良いのです。
これはFXや株式市場に深い含蓄があります。
続きを読む![](http://counter2.blog.livedoor.com/c?ro=1&act=rss&output=no&id=3450570&name=hiroset&pid=51704550)
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