バルサ元会長が激白「モウリーニョの月給は7000円」

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 バルセロナのジョアン・ガスパール元会長がスペインのラジオ番組内で、レアル・マドリードのジョゼ・モウリーニョ監督についてコメントを残した。スペイン『スポルト』が伝えている。

 1996-1997シーズン、当時バルセロナの副会長だったガスパール。同氏は会長を務めていたホセ・ルイス・ヌニェスが、モウリーニョに対して通訳のオファーを出したと明かした。

「ヌニェスはボビー・ロブソン監督の通訳にモウリーニョを指名した。既にアシスタントコーチが何人かいたけど、彼は月給1万ペセタ(当時のレートで約7000円)のオファーを出したんだ」

 モウリーニョはバルセロナからの“格安オファー”を承諾し、通訳に就任。しかし、1万ペセタで生活が成り立つわけもなく、モウリーニョはヌニェスが経営していたホテルに無料で住んでいたという。
 
 その後、モウリーニョに通訳以上の才能があることを見抜いたヌニェスは、「彼の給料を上げることを決定し、ホテル暮らしからアパート暮らしになった」とコメント。翌シーズンからモウリーニョはアシスタントコーチに就任し、ルイ・ファン・ハール(現バイエルン監督)の補佐役となった。
 
 バルセロナの通訳を務めてから約15年。モウリーニョはポルトでチャンピオンズリーグ優勝という大偉業を達成し、チェルシーやインテルでも数多くのタイトルを獲得した。今や、世界一の監督との称されるモウリーニョは、今シーズンからレアル・マドリードとおよそ1000万ユーロ(約11億円)の契約を締結。
 
 リーガ・エスパニョーラ制覇を託された名将だが、現在は“古巣”バルセロナに7ポイント差をつけられ、2位に甘んじている。
 
 月給7000円から年俸11億円となった男の逆襲は、果たして……。

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