3日に行われたセリエA第23節のバーリ対インテル戦で、インテルDFクリスティアン・キヴはバーリDFマルコ・ロッシの顔面を殴った。試合後、インテルのレオナルド監督は「そのことについては、彼が話すだろう」と話したが、実際にキヴはテレビカメラの前に姿を見せ、謝罪の言葉を述べている。

キヴは全員に対して謝罪し、特に中継でつながっていたロッシ本人に対して詫びてから、涙を流している。試合中に彼がしたことは、正当化できないものだ。数試合の出場停止処分も科されるだろう。だが少なくとも、キヴは言い訳をしようとすることなく、勇気と正直に後悔していることを示した。同選手は次のように述べ、泣きながらその場を去っている。

「何が起きたのかを説明することは難しい。あの一瞬、僕は自分を見失ってしまったからだ。ここに来たのは、マルコ・ロッシに謝るためだ。僕には少しばかりの尊厳があるからね。彼に謝罪したい。僕らしくないことで、申し訳なく思っているよ。自分がクソみたいなヤツだと感じている。これまでにこういうことをしたことはないし、サッカーを見ている人、チームを追いかけてくれている人、すべてに謝るよ。何より、起きたことを見たかもしれない自分の子供たち2人に謝りたい」

一方、ロッシはキヴの謝罪を受け入れ、「クリスティアンの謝罪は理解する。試合中に真っ白になることはあるものだ。彼が退場になっていれば、僕らにとって有利になることだった。とにかく、僕らは良い試合をしたよ。今は謝罪を受け入れ、別のことを考えよう。しかるべき人がこのことは考えるはずだ」と話している。