昨年12月31日にさいたまスーパーアリーナで開催された格闘技イベント「Dynamite!!」において、大相撲元幕内・若麒麟の鈴川真一と「IGF特別ルール」で対戦する予定ながらも、試合当日にまさかのドタキャンをしたボブ・サップ。

当初は戦意喪失と伝えられたが、その後、海外の格闘技メディアに出場を取りやめた理由を説明、その内容は、専門ブログやまとめブログ等でも翻訳され、日本のファンにも伝えられた。

その中で、当初3万ドルのファイトマネーを予定していながらも、日本に到着するや、K-1イベントプロデューサー・谷川貞治氏から、1万5000ドルへの減額を求められたことを主な理由に挙げたサップは、その他にも、選手に対するファイトマネーの未払いが相次いでいることを指摘するなど、昨今経営難が伝えられているK-1(FEG)の実情にも言及している。

だが、20日には谷川氏がツイッター上で反論。フォロワーからの質問に「なんという嘘を。訴えってやる」、「サップの件は今更どうだっていいけど、ファイトマネーの問題ではありません。それはIGFに聞いてもらえば分かります。本当にダメなヤツだなぁ。寂しい男だ」と答え、サップの発言を否定したものの、いまだ今年のK-1開催スケジュールも発表はなく、その運営は多難であることにかわりはない様子が垣間見える。

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