エルクレスＢに練習参加中の仙石廉が試合出場
【１５日に行われたエルクレスＢ対エルデンセの練習試合に出場した仙石廉
Photo by Ichiro Ozawa】
１２月７日よりリーガ１部エルクレスのＢチーム（スペイン５部）に練習参加している柏レイソルＭＦ仙石廉（Sengoku Ren）が、１５日に行われたエルクレスＢの練習試合に出場した。
対戦相手は、スペイン４部所属のエルデンセ。
【試合はエルクレスＢホームで１９時１５分キックオフ Photo by Ichiro Ozawa】
序盤から精力的な動きでボールを引き出そうとするも、
チームはセンターバックからロングボールを放り込む大味なサッカーを展開。
それもそのはず。前半のエルクレスＢはサブのメンバーで構成され、
レギュラー選手は一人も出場していなかった。
前半のエルクレスＢは中盤を省略したサッカーに終始し、
仙石の持ち味である球さばきや展開力を見ることはできなかった。
前半は１４分に直接ＦＫを決めたエルデンセが０−１とリードして終了。
【センターハーフとして９０分フル出場を果たした仙石廉 Photo by Ichiro Ozawa】
トップチームのセカンドコーチ、スポーツ・ディレクターら
多くのエルクレス関係者が見守る中、自身の能力を披露したい仙石は
後半に入るとより積極的な動きでボールに絡み、
推進力を持ったプレーで光るプレーを見せ始める。
後半１１分にはエリア内でフリーのシュートチャンスを得るが、
これは力み過ぎで大きく枠を外してしまう。
【背番号「９」を付けてプレーした仙石廉 Photo by Ichiro Ozawa】
後半１３分にエルデンセが追加点を決め、
０−２となるとエルクレスＢは仙石以外のフィールドプレーヤーを総替え。
レギュラー組が入ったそれ以降の時間帯はエルクレスＢが圧倒的にボールを支配し、
テンポ良くパスが回り始める。
それと同時に仙石も１タッチ、２タッチのパスや
プロに入ってから身に付けた高精度のロングパスで攻撃のリズムを加速させる。
後半２８分にはオフサイドになったものの、
ピンポイントのラストパスで決定機を演出するなど試合終盤は仙石らしさを見せた。
しかし、試合はそのまま０−２でエルデンセの勝利。
わずか２週間の練習参加の仙石にとって、
最初で最後の実戦の機会は一定の手応えと共に課題やもどかしさも残る内容となった。
【１６日のＡＳ紙でも仙石の試合出場が報じられていた Photo by Ichiro Ozawa】
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