「ああいうゴールを決められては、簡単ではなかった。ファウルがあったことは誰もが目にしたはずだ。(アントニオ・)カッサーノは副審を見ていた。ファウルをしたと分かっていたんだ」

インテルは24日のセリエA第8節で、サンプドリアとホームで1−1と引き分けた。イタリアに来てから初めて、インテルのラファエル・ベニテス監督は主審のジャッジに不満を表している。イタリア『スカイ』に対し、ベニテス監督は次のように語った。

「アシストしたカッサーノと(クリスティアン・)キヴのコンタクトの場面で主審がミスしたことで、すべてが変わってしまった。我々はそれから前へ出て、少なくともキャラクターを示すことはしたけどね。今日の審判は気に入らなかった。うまくやらなかったよ。でも、これ以上は言わない。これは私の意見というだけだ」

ドローに終わったこの日の一戦について、ベニテス監督は「チャンスはつくった。だが問題は、ゴール前でもう少しずるさが必要だということだ。チャンスはすべての試合でつくっている。だが、それを決めなければいけない」と続けている。

では、FWディエゴ・ミリートの不在を感じているということだろうか? ベニテス監督はこの質問に次のように答えた。

「我々はミリートと(ゴラン・)パンデフが問題を抱えている。彼らはゴールを決めるべきストライカーたちだ。いずれにしても、チームは改善しながら進んでいるけどね。すべての試合をコントロールするのは簡単じゃないが、大事なのは(ジョナサン・)ビアビアニーやコウチーニョのような若手が、こういった勝利への意欲を見せていることだよ」