サーチナ総合研究所(上海サーチナ)が発表したアンケートで、「日本で反中デモが発生」との記事に対して、デモ発生の理由を「日本はかつて(中国を)侵略した。だから今でも侮蔑(ぶべつ)している」との考える人が、最も多い30.55%に達した。

 日本で中国に反発する感情が高まったのは、◆中国の江沢民政権時の対日強硬姿勢◆小泉政権時の首相の靖国神社参拝に対する中国の反日運動◆「毒ギョーザ事件」を初めとする中国産食品の安全問題◆尖閣諸島や東シナ海のガス田など領土と経済権益の問題――が主なきっかけで、いずれも1990年代以降に特に目立つようになった問題だが、中国では「戦前の対中侮蔑が最大の原因」との考えが強いことが分かった。

 デモ発生の理由では「中国の対外政策が弱腰だから」が28.02%、「中国の国際的な影響力が不足しているから」は26.53%だった。「その他の理由」は14.90%。(編集担当:如月隼人)



■最新記事
日本人よ、何の資格があって「反中デモ」だ?…時事調査
日本の抗議デモ、中国で「われらも対抗を」の声が66%
中国政府:日本のデモは「国際ルール守れ」、自国デモ「義憤を理解」
日本の右翼団体3000人が中国大使館“包囲攻撃”計画…中国報道
中国メディア“抗議先進国”の韓国を紹介…「日の丸食べる人」など