京都「美人になれる寺」で“美人祈願”体験レポ

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「美人になりたい」と願う女性たちが足しげく通う寺が京都にある。その寺は、泉涌寺。平安時代に草創したといわれ、東山・月輪山のふもとに位置する。仁和寺、大覚寺などとともに皇室ゆかりの寺院としても知られる。

その泉涌寺が最近“パワースポット”として注目を浴び、しかも「美人祈願」として紹介されている。理由は、泉涌寺の境内にある『楊貴妃観音像』。楊貴妃は“世界三大美女”の1人として有名だが、その楊貴妃をモデルに彫られたといい、しかも観音様にお祈りすると美人になるという言い伝えがある。

いったいどんなスポットなのか、女性としてはやはり気になるところ。そこで実際に泉涌寺まで足を運んでみた。

泉涌寺道の坂を上り、山門をくぐると泉涌寺に着いた。境内は緑が多く、とても静かな空間。寺の入り口で聞くと「午前中の参拝者は少なめ」とのこと。そして、大門を入って左手奥に『楊貴妃観音堂』があった。

こじんまちとした堂内には、六羅漢像の中央に重要文化財に指定されている『楊貴妃観音像』が安置されていた。この観音像、もともと1230年(寛喜2)に湛海律師が泉涌寺に請来(しょうらい)したとされ、像容の美しさから玄宗皇帝が亡き楊貴妃の冥福を祈って造顕されたと伝わっている。(* 堂内の撮影は禁止、公式サイトで掲載)

参拝客はやや少なめながら、『楊貴妃観音堂』だけは女性たちの姿が絶えなかった。
女性たちは観音像にお祈りし、「美人祈願」、「縁結び」などのお札やお守りなどを買い求め、絵馬に願いごとを書いていた。
たとえば「心身ともに美しくなれますように」、「幸せな恋愛ができますように」という願いから「ダイエットに成功しますように」という絵馬も見かけた。小さい庭もなかなか風情あり、「楊貴妃桜」もあった。美人になりたいと願うなら、ぜひ一度そのご利益にあやかってほしい。

ちなみに、記者も楊貴妃観音像が描かれた「美人祈願」のお守りを買って帰った。
果たして、自分も美人になれるだろうか。ただ、このお守りを持って“絶世の美女”といわれた観音様をながめていると「あぁ、自分も頑張らなくては!」と思える効果が多少あることは確かかもしれない。

泉涌寺
住所:京都市東山区泉湧寺山内町27
TEL:075-561-1551
参拝時間:9:00〜16:30(冬季は16:00まで)
参拝料:500円
交通アクセス:JR・京阪東福寺駅徒歩10分ほか、JR京都駅からバス、タクシーなど
http://www.mitera.org/

(Written by Aki Shikama)


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