リーグ戦で初勝利を挙げたインテルは、14日にチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ第1節を迎える。マッシモ・モラッティ会長は13日、報道陣を前にCLトゥエンテ戦について次のように語った。

「ヨーロッパ王者としてのデビュー戦という責任の重さがあるのは当然だ。だが、責任の素晴らしさというものもある。大事なのは、試合に絶対的に集中することだよ。明日は簡単な試合にならないだろう。最初のアウェーマッチだし、トゥエンテでやるのは難しい。選手たちが大事な試合だと理解していることを願っている」

また、モラッティ会長はリーグ戦についても言及し、チェゼーナ対ミランの試合を見たと明かすと、次のように続けている。

「順位表を見る限り、昨季のグループを信頼し続けるというクラブの方針は正しかったと思っている。とにかく、まだ2試合だし、計算するのは希望を持つだけのことでしかないよ。我々にとってウディネーゼとの試合は伝統的に難しいもので、勝ったのは良かったよ」

ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は判定への不満から、審判選定責任者に厳しい苦言を呈している。モラッティ会長はこのことについて聞かれると、次のように答えた。

「ジャッジミスへの不満を現すことはあるものだ。うまくいかないときは、誰もが同じリアクションをすると思う。人として理解できることだ。(ズラタン・)イブラヒモビッチのPK失敗? 一つの見方としては、インテリスタにとって完璧な一日になったと言えるね。でも、個人的には楽しめなかった。ポストを叩いたんだし、ミスじゃないさ。ゴールにはならなかったけどね。ガッリアーニへの処分? それはないと思う。いつもと同じように、ミスはある。私も先日、(サミュエル・)エトーへのPKがなかったと不満を言った」

一方、モラッティ会長はリーグ最初の2試合について、あらためて振り返っている。

「ボローニャ戦では後半にかなりうまくいった。ウディネーゼ戦のチームは具体的だったと思うよ。我々が好きなキャラクターもあった。ゆっくりと仕事しており、(ラファエル・)ベニテス監督が満足していないのは、考えているところからまだ離れているからだ。うれしいよ。改善の余地がたくさんあるということだからね。ただ、これからそれを埋めていかなければいけない」