ユヴェントスは25日までに、他クラブと共同保有している19名もの選手の去就を決めなければいけない。共同保有選手に関しては、25日19時までに入札にかけられ、両クラブが買い取り金額を提示しなければならないからだ。

だが、ユーヴェにとって最も重要な共同保有選手は、“20番目の男”だ。ジェノアとバーリが共同保有するDFレオナルド・ボヌッチのことである。ユーヴェのベッペ・マロッタGM(ゼネラル・マネージャー)は、FWラッファエッレ・パッラディーノの共同保有を延長し、DFドメニコ・クリッシトをジェノアへ完全移籍させることで、代わりにボヌッチを手に入れようと動いてきた。

だが、これからバーリの了承も取りつけなければいけない。バーリはMFセルヒオ・アルミロンの保有権半分に加え、500万ユーロ(約5億6000万円)を望んでいる。これは、ユーヴェがFWミケーレ・パオルッチかFWチーロ・インモービレの共同保有権をバーリに譲らない場合の条件だ。その一方で、バーリはジェノアに対し、FWリッカルド・メッジョリーニの共同保有の延長を求めている。

そのほか、ユーヴェはサンプドリアともGKアントニオ・ミランテの共同保有を解決しなければならない。パルマが同選手の完全獲得を準備しているが、パルマとサンプドリアが合意に至らなければ、入札に持つれ込むことになる。